安全パトロールの実施結果について【20/3/4実施】
出雲市発注の建設工事現場の安全パトロールを3月4日に実施したところ、関係の皆様のご協力を得て無事終えることができました。
つきましては、建設工事現場の安全パトロール実施結果を下記のとおりお知らせいたしますので参考に供していただきますとともに
労働災害防止に万全を期していただきますようお願い申し上げます。
対象現場 8箇所(土木工事現場6、建築工事現場2)
実施結果 【 をクリックすると画像が見れます】
☆良好と認めた項目
○安全看板の設置、表示等が充実していました。
○安全書類、安全設備が整備されていました。
○現場周辺に高齢者が多いため第三者災害防止対策として、特に工期中途にもかかわらず舗装の仮復旧がされ足元の段差に配慮されていました。
○斜面に停車中の2tダンプは、車止めを設置し、鍵も抜かれていました。
○近隣対策として現場便り(状況報告、予定通知等)の配布、月1回程度の家庭訪問等、近隣への細かい配慮がされていました。
○安全工程打合せ兼日報が作成され、日々の「指示」が黒色、「確認」が赤色で分りやすく記録されていました。更に、現場巡回チェックシートも整備工夫されていました。
○重機、クレーン作業計画書が作成されていました。
○KY活動が日々実施され、参加者の氏名が記入されていました。
○現場が整理整頓されていました。
○玉掛ワイヤーの点検等に創意工夫がされていました。
○各種点検シートが準備され活用されていました。
○4S安全施工サイクルが実施され、施工サイクルチェック表により確認されていました。
○入場者氏名のチェックシートが作成されていました。
○玉掛け作業の荷重、荷吊り方法等が教育されていました。
○リスクアセスメントがKY活動と共に行われていました。
○開口部には転落防止柵(単管)、注意表示がされ、路肩には注意旗が設置されていました。
○濁水流出防止フェンスが設置されていました。
○天候に左右される困難な場所(海岸線の急斜面)での作業ですが、命綱の確保等安全管理に努められていました。
○工事区間は通行止めにし、安全掲示板が設置されていました。
○地山点検簿が作成されていました。
○現場事務所前に安全掲示板が設置され、更に工種毎のKYが掲示されていました。
○リスクアセスメントを導入した作業手順書が工種毎に作成されていました。
○社内パトロールが評価項目に合わせ評価点を算出するように工夫して実施されていました。
○鉄筋足場、作業通路の整備がされていました。
★改善を要する事項
●場内の分電盤に1箇所だけ施錠と責任者表示の無いものがありました。
●下請業者の建設許可票で一部更新されていないものが掲示されていました。
●第三者用通路で一部歩行に支障のある箇所がありました。
●埋め戻した部分の表部(ダスト)は、不陸整正の必要がありました。
●主要作業の手順書が作成されていませんでした。
●安全訓練災害防止協議会の記録が整備されていませんでした。
●作業場が狭い所での重機移動、重量物の取扱い、棚無し高所での作業等細心の注意が必要だと思われました。(現場のテールアルメ工事での転落防止措置が必要です。)
●脚立を開いて昇降梯子として使用されていました。
●道路脇に仮設休憩所(倉庫)はありましたが、トイレが設置されていませんでした。
●急傾斜地での作業は、作業手順書を作成し安全作業に努めて下さい。
●基礎掘削面が不安定で一部崩壊し、ビニールで養生されていましたが、鉄筋足場の建地部分は日々点検して下さい。
●鉄筋足場、作業通路の木製道板は固定されていましたが、段差があるので転倒防止のため目印等の検討をして下さい。
●抗穴の開口部は、躓き転倒防止のため蓋の設置が必要でした。