竹田動物病院

山口県岩国市周東町にある動物病院です。地域に根付いたホームドクターを目指しております

 
遺伝子検査について

飛び込みで遺伝子検査の依頼がありますので、ここに詳細を書かせていただきます。

テレビなどでご存知とは思いますが、

人間への従順さ服従さ、見た目のチャームポイント、大きさを主軸にペットは繁殖され

飼い主様の元に来て家族になっているというのが実情です。

最近は、犬種猫種ごとに好発の病気が分かっており

関節系や脳神経系、血管系、皮膚系、消化管系、癌が増えていると思います。

多少の病気はあっても人間の価値感に合うように改良され頭数を維持し人間社会に適応しているのがペットであると

ニュースやドキュメンタリーで同様のことが取り上げられています。

 

多い検査はPRAやMD、GM1、MDR1の検査です。

 

最近は、単一種の国内飼育頭数の増加(ブーム)や他要因により遺伝病が蔓延している状況が動物業界にはあります。

純犬種や純猫種を人間か作成し、その過程で各種の遺伝子が濃く蓄積という状況を作り、

そのことが、この種類ではこの病気が多いという好発性や特徴として言われてしまっています。

今後の分子生物学の発展で好発と言われる病気の原因が遺伝子で前もって個々の子で分かれば

病気が発症する前にできることもあるかもしれません。

 

キャリアー率も高い種も実際検査をした結果から感じているのが実際です。

 

対象動物は、犬・猫

以下の純血種、または過去に純血種と交雑して産まれたMIX個体はもとより、

下記種でない個体や

症状から発症している可能性、またはブリーディング計画をしているので最低限のマナーとしてや

現在飼育されているペットの遺伝情報(今後の疾患の遺伝的発症の可能性)の把握のための遺伝子検査、

諸事情で他院で断られたためなど様々な理由で希望される飼い主様が多いです。

 

対象動物種

猫:

メイクーン、ベンガル、アビシニアン、ソマリ、シンガプーラ、サバンナ、ノルウェージャンフォレスト、サイベリアン、

エジプシャン・マウ、ラ・パーマ etc

犬:

ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ミニチュアプードル、トイプードル、スタンダードプードル、ミニチュアダックスフンド、

キャバリア、ウェルッシュコーギー、ボクサー、北海道犬、ジャーマンシェパード、オーストラリアンシェパード、アイリッシュセッター、

イングリッシュコッカスパニエル、アメリカンコッカスパニエル、 ボーダーコリー、コリー、シェットランドシープドック(シェルティー)、

シベリアンハスキー、アメリカンブルドッグ、柴犬、スコティッシュテリア、 バーニーズマウンテンドッグ、 コーイケルフォンディエ etc

 

 

遺伝病検査は、検体採取から2週間程度で飼い主様にお伝えします。

※遺伝子検査及び遺伝子検査結果による商業的価値に対するクレーム目的や本来の目的以外に使用する場合はお受けできません。

ご理解の程お願いいたします。

ノーマル、キャリア、アフェクテッドの3つの結果形式で書面にてお伝えします。

.ノーマル:遺伝子病の原因遺伝子を持っていない子です。

キャリア:遺伝子病の原因遺伝子を1つもっている子です。 PKD(多発性嚢胞腎 PKD)以外の遺伝子病は発症しませんが、PKDは発症する可能性があります。多発性嚢胞腎(PKD)

アフェクテッド:遺伝子病の原因遺伝子を2つもっており、発症する可能性が高いです。

クリアー(変異無)だからその病気を発症しないやアフェクティッドだから必ずその病気を発症するということにはなりません。

同じ病気発症でも遺伝子と関係ある場合とない場合があるためです。また突然変異の場合も遺伝病には存在します。

 

採取:血液採取

 

犬種ごとに起こりやすい遺伝子検査項目を絞った紙を受付に用意しています。

必要な飼い主様は、獣医師・スタッフまで。

 

予約などは必要ありません。

 

竹田動物病院 0827−84−4077

 

最近は動物病院を通さなくても人間のサテライトオンライン検査のように

検査キットを飼い主様が自宅に取り寄せ検査も可能になっています。

興味のある飼い主様は調べてみると良いと思います。

 

【遺伝病検査項目】

ビルビン酸キナーゼ欠損症、遺伝性肥大型心筋症、

バベシア遺伝子検査、

運動誘発性虚脱(EIC)、コリー眼異常(コリーアイ)、

変性性脊髄症(DM)、進行性網膜萎縮症(PRA)、セロイドリポフスチン(CL)

巨大血小板性血小板減少症、ガングリオシドーシス(GM1)(GM2)、股関節形成不全(HD)

遺伝性好中球減少症(TNS)

MDR-1遺伝子変異検査、C-kit遺伝子変異検査 etc

 

遺伝病について:

遺伝病についてはX連鎖(伴性)優性やX連鎖(伴性)劣性、X連鎖劣性、常染色体劣性、常染色体優性(不完全優性)のものがあります。

そのカテゴリーにより検査結果から発症の可能性があるか変わります。

 

鳥インフルエンザの検査は当院では鳥を受診可能動物にしていないため

お受けできません。ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

TOP