更新履歴
□概要
今回フットキー・マウス基板を作るにあたり、回路設計とアートワークに Eagle CAD を使用しました。
この作業で学んだ事をつれづれに列記してしていきます。
この無償版CADは、制約はありますが最高に便利なツールです。
(後日有償版(EAGLE Light Edition)を購入しました。機能は同じです。)
□EagleCAD の説明
プリント基板の回路設計からアートワーク設計まで出来るEagleCADを、
電子工作の実験室の”Eagleの使い方”等を参考に説明します。
@、ドイツの「CadSoft Computer」社製のEDAツールです。
A、基板サイズ 100mm x 80mm 以下で非営利なら無償で使え、
基板設計機能がフルサポートされています。
B、回路図を作成した段階でパターン図も編集できます。
C、回路図を変更すると直ぐパターン図にも反映されます。
D、ライブラリ編集が出来、フリーの部品ライブラリも提供されています。
E、オートルータという自動パターン描画機能があります。
□EagleCAD とペースター
コマンド入力にキー入力支援ソフト「ペースター」が便利です。
デフォルトで、シフトキーをダブるクリックすればメニュー画面が表れます。
以下が私の環境でのEagleCADメニュー画面です。
EagleCADの表示画面にはない色々なコマンドが登録出来ます。
コマンドの記憶力がなく、キー入力が遅い私としては重宝しています。
メニューファイルの中身は、以下の通りです。
================================================================ +Eagle(&A) 部品座標指定 | move *** (*.* *.*) パターンを配線前に戻す | ripup; シルク幅穴径OLIMEX対応 | run libconv_md - Eagle デフォルト表示レイヤ | display none; display 1 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 39 40 41 42 43 48 49 51 52[!K "ENTER"] OLIMEX デフォルト表示レイヤ | display none; display 1 16 17 18 20 21 25 29 30; display -23 -27 -51[!K "ENTER"] シルクなしレイヤ | display none; display 1 16 17 18 20 29 30[!K "ENTER"] 半田面レイヤ | display none; display 16 17 18 20[!K "ENTER"] 個別レイヤ指定 | display none; display[!K "ENTER"] .. ================================================================ +EagleCheck(&B) 部品表作成 | run bom ドリルの穴数 | run count[!K "ENTER"] ドリルサイズチェック | run drillcfg[!K "ENTER"] airwireを探す | run unrouted[!K "ENTER"] - ライブラリOLIMEX用変換 | run libconv .. - ===================================================================== |
「ペースター」での詳細については、ブログで紹介しています。
□EagleCAD の日本語化 パッチ
「電子工作の妄想」ブログで EagleCAD5 日本語化パッチ を見つけました。
早速 jaqm550_20090902.zip をダウンロードして以下の通りに実行して
日本語環境を手に入れました。
@、jaqm550_20090902.zip を解凍する。 「eagle_ja.qm」ファイルが生成されました。
A、私の環境のEagleのバージョンは、Version 5.8.0 for Windows です。
(作者のパッチの確認バージョンはVer.5.4.0ですが、Ver5.8.0でトライしました。))
B、「環境変数の設定が必要です。システム環境変数に、”LANG=ja”を追加してください。」
と言うことなので
スタート -> コントロールパネル -> システム -> 詳細設定 -> 環境変数 -> システム環境変数
-> 新規追加
変数名=>”LANG” 変数値=>”ja” と入れてOKを押して登録しました。
C、@で解凍して得られた「eagle_ja.qm」ファイルをEagle.exeと同じフォルダにコピーしました。
私のパソコン環境では、 C:\Program Files\EAGLE-5.8.0\bin\ となります。
□EagleCAD の参考リンク先
@、【趣味の電子回路工作】 「EAGLEによるプリントパターン自動生成」
A、【電子工作の実験室】 「Eagleの使い方」
B、【e電子工房】 「EAGLE と OLIMEXのススメ(回路、基板設計)」
C、【Albatros電子工作への道】 「プリント基板CAD EAGLE入門」
D、【電気工作】 「EAGLE__基板製作用CAD」
「OLIMEXで基板を作る」
□EagleCAD の入手先
無償版購入 CadSoftComputer 社ホームページ
ダウンロードURL先が2箇所ありますので注意して下さい。
独語版 http://www.cadsoft.de/download.htm と
英語版 http://www.cadsoftusa.com/download.htm です
非営利目的であれば フリーウェアとして使用することができます。
有償版購入 先有限会社サーキットボードサービス