ハーレム星誕生?
ローダン265巻より
2434年、母権主義者たちが自分たちの理想社会を築くべく、《メデューサ》で出発した。
これに触発されて、自称男性優位主義者たちも、自分たちの理想国家を築くべく、惑星を購入し、開発許可を申請した。
「ペリー、どうします。この申請?。男一人に妙齢の美女が数百人のハーレム国家を樹立したいってヤツ」
「ふむ、書類に不備はないし...、どれ、賛同者は何人ぐらい」
「まだ10人たらずですね、こいつらです」
ブリーは写真入りの身上書を見せた。
「どいつもこいつも、いい年をして、それにこの容姿...」
「よし、許可を出そう。早い方がいいな。1ヶ月以内に出発するように予定を組んでやれ。それからな、これははっきりと言っといてやれ!!。女性の参加希望者は、あくまでも君たちの趣旨に賛同し納得していることが最低条件だ、と」
ブリーは、ニヤリと笑った。
そして、美女がいっぱいハーレム国家建設を目指し、宇宙船が地球を離れた。
乗員は、男性10名。女性0名。
女性参加者の人数は、目的地に到着するまで、秘密である。
終わり
2006.8.30