バッファロー惑星 ローダン168巻より

M87星雲を漂流中の《クレスト4》は、食料確保のため、デボ2惑星に着陸した。

グッキー「さぁ、早くバッファロー狩りに行こうよ。ほら、10キロも離れてないところに大きな群れがいるよ」「そうそう、コック長。狩りから帰ったらすぐに焼き肉食べ放題パーティだから準備しといてね」「さぁ、レッツ・ゴー」
トラッキー博士「君は、菜食主義者と聞いてたが…」
グッキー「うん。ボクはそうさ。でも皆は肉が食べたいだろう」
「ふーん、皆のためにか。さすが大宇宙の救世主」
グッキー「うんにゃ、ボクが生き残るためさ」「カソムったら、ボクを串焼きにすることばかり考えてるし、ツパイは蒸し焼きだろ。トドメはアトランさ」
アトラン「私はそんな失礼なことは考えてないぞ」
グッキー「きのうアトランの個室に行ったら、20世紀の探検家の本を読んでたじゃないか」
アトラン「?」
グッキー「アムンゼンの極地走破の話。荷物運びの犬ぞリに乗ってスタートして、その犬を途中で食料にしちゃう話さ」
アトラン、グッキーとエスキモー犬の肉を重ねてイメージし、ポンと膝を打つ。
「あ、その手があったか」

2007.4.5