私有ミュータント  113巻

ローダンたちに秘密にしていたミュータント、ウールヴァ兄弟を実戦に投入して以来、彼は私が他にも探し出して秘密にしてるミュータントがいるのではないかと、事あるごとにさぐりを入れてくる。

ローダン「ところでアトラン。5年前、USOにスカウトされていらい、プッツリと足どりが消えた少女がいるのだが、今ごろどこで何をしてるのだろうね」
アトラン「5年前が…。もしその少女がミュータント、しかもテレポーターだったとしたら」
ロ「テレポーターがどれだけの働きをするか、知らない貴方ではないでしょう」
ア「しかし、5年もたてば彼女もお年頃。危険な実戦の場に連れ出すのはどうかね」
ロ「貴重なテレポーターがいるとなれば、そんな個人的なことは目をつぶって…」
ア「やれやれ、そんなにミュータントが必要とは…」「残念ながら、彼女はテレポーターとしては致命的な欠点がある。まだまだ実戦には使えないよ」
ロ「欠点か…。どんな欠点か知らないが、残念だ」

残念そうに私の前から立ち去るローダン。私は、うまく誤魔化したと悦になっていたが、どっこい、グッキーに思考を読まれていた。

グッキー「ねぇ、アトラン。そのテレポーターってすごい美女だってね。スタイルもいいし」
ア「ああ、宇宙一の美女さ」
グ「で、時間を作っては、彼女のテレポート訓練に付き合ってるって」
ア「そう、彼女の訓練中は、他の人間は同席させない。見るのは私ひとりだ!!」
グ「ふーん。テレポートそのものはちゃんと出来るんだね。欠点というのは…」
ア「秘密だぞ。ローダンにもだが、特にブルにもな」
グ「うん、わかった。人参ジュース1ダースでいいよ」
ア「…あとで届けるよ」

グッキーはヨチヨチと歩いて、部屋をでる。
グ(彼女のテレポーターとしての致命的な欠点。自分以外の物は何一つ一緒に持って行けないか。フーン。つまり着ている服も持っていけないから、テレポートのたびに全裸に…)

 終わり2007.6.23