寿限無、寿限無。  137巻より

その1

ドクター「ふーむ、少し気になるな」
スルファト「何が…です?」
ドク「今回の作戦から帰還した5名のうち3名が、舌を何度も噛んた傷があるのがね」
スル「残る二人はレッドホース少佐殿と、あのギリシャ式の名前の若造でしょう」
ドク「そうだが」
スル「原因は判っています。ラスタファンデメンレアオス・パパゲオルギルなんて名前の奴が一緒にいたら、そいつの名を呼ぶたびに、舌を噛みまさぁ」

その2

スルファト「しかし少佐殿は何度もフルネームで奴の名を呼んでるのに、一度も噛まなかったですな。さすが将校というべきか…」
レッドホース「いやいや、私だって陰で努力をしてるさ。今回だって、あの長い名前の若造が指揮下に入ると判ってから、速成学習コースでな…」
スル「へぇ〜、そんな学習メニューがあったんですか」
レッドホース「そう、落語の寿限無をな」

2007.7.30