ブリーの子孫

我々のように1000年以上も生きていると、子供や孫どころか、何世代も離れた子孫がふいに現れるケースもある。
実際にそうだということもあるし、他人の空似ということもある。
今日、テラニアを訪問した女子大生グループの中に、私の子孫に間違いないのがいるから見にいってみようと、グッキーがさそいにきた。
たぶん他人の空似だろうが…。

ブリー「で、どの娘だ。あの赤毛の娘か」
グッキー「ううん、違うね」
ブリー「じゃぁ、隣のブロンド」
グッキー「外れ〜」
ブリー「端の黒髪」
グッキー「ブー」
ブリー「あの引率の老婦人ってオチじゃないだろうな」
グッキー「それもハズレ」

グッキー「ほら、真中の娘、ダントツの美人だろ」
ブリー「おお、そうか。私の子孫なら…」
グッキー「その娘が胸に抱えてるブルドックだよ。ブリーにうりふたつじゃないか」
言い終えた直後、グッキーはテレポートし、ブリーの拳は空振り。

   2006.4.17