悪の結社のボスはつらいよ。  451巻より

インペリウム・アルファ司令部にて
ティフラー「ボイト一味の捜索状況は?」
アタムズ「全く。彼らどこに隠れているのやら」

そのごろ、ハイパー空間に作った小部屋では、ボイトが部下たちの要求にこたえるべく、孤軍奮闘していた。
通常空間とその小部屋を移動できるのは、ボイトだけだったからだ。
「ボス、酸素があと2時間分しか有りませんぜ」
「ああ、今持ってきたコンテナの中に入ってる」
「ボス、食料は?」「水は」
「頼んでいた資材は?」
「ボス、ゴミ処理装置は?」
「まただ、とりあえず私が通常空間にもって行き、捨ててくるよ」

やれやれ、ゴミ出しまでやらされるとは、
ゴミ袋を両手に持って空間移動に移動しようとするボイトに日本出身の部下が声をかける。
「ボス、きょうは水曜日でしたね」
「そうだ、それがなにか?」
「ちょっと、日本のコンビニによって、サンマガ(少年サンデー・少年マガジン)の最新号を」