ストライクゾーン(パタリロ番外編)

注)世間一般の常識から大きくかけ離れたド変態の存在をご理解できる方のみ、お読みください。

では、始まり、始まり。

英米諜報部員たちの草野球親善試合に強引に割り込んだパタリロ。
もちろんピッチャー。
打席には、ヒューイット。
「おい、わかってるな。奴のストライクゾーンは、低めに限りなく広いぞ」
「言っても無駄だよ、バンコラン。このひねくれ者はその低めで勝負するつもりだよ」
「ムフッ。よく判ってるじゃないか、マライヒ」

そしてピッチャーパタリロ、振りかぶって投げた。
「低い!」「低すぎる」
球は、ホームプレート手前でワンバウント。

カキ−ン!!。

ヒューイットがバットを一振りすると、快音を残し、球は場外へ。
   ◇
数日後、パタリロはタマネギからヒューイットの趣味に対する情報を受け取っていた。
パ「そうか、女子高生でも、奴のストライクゾーンを高めに外れてるのか」
「ええ、筋金入りのロリコンですからね」
パ「で、低めはどこまでだ」
「さぁ...」
「あの...」
パ「なんだ」
「データミスと思うのですが...。ヒューイットさん、30歳ぐらいの女性に反応しています」
「まさか、20歳前後は完全に反応ゼロだったんだぞ」
     ◇
バンコラン「で、何だ?。10歳以下の幼女にしか関心のないはずのロリコン・ヒューイットが、なぜ30歳前後の女性に関心を寄せたか、ということか」
マライヒ「とっくに謎は解けてるんでしょ、パタリロ」
バンコラン「きっとその30歳女性のお腹の中にいるのは、女の子だな」
パタリロ「なぜ、判った?」
バンコラン「ふっ、ヒューイットはワンバウントしたボールでも打つ奴だからさ。奴のストライクゾーンは世間一般の常識を越えて、限りなく低い!!」

 終わり。

ヒューイット→アメリカの諜報部員。有能だが、極端なロリコン(いわゆる幼女趣味の変態)。

バンコラン→イギリスの情報部員。少年愛の変態。10歳という年齢は、彼のストライクゾーンを低めに大きく外れていると、10歳のパタリロ本人は主張している。

2006.6.2