デスノート 年末編

「うわぁぁぁ」
叫び声をあげて、夜神月が目を覚ました。

ディーク「おい、どうした。怖い夢でも見たのか」
夜神「ああ、何十人もの人間がキラの名を叫びながら探しまわる、悪夢だ」
ディーク「へぇ、お前がそんな夢を見るとはね。もしかすると、予知夢みたいなものじゃないのか」
夜神「いや、そんなことは無い。…はずだ」

深夜、部屋に居るのは二人きり。死神のデュークを一人と計算すればだが。
かすかに別の声がする。テレビからだ。

夜神「…ところで、ディーク」
ディーク「なんだ」
夜神「お前、なぜここにいる」
ディーク「いや、新聞のテレビ欄をみるとちょっと面白い時代劇やってたんでな、この部屋のテレビをこっそりとな、見せてもらってた」
夜神「その時代劇って…、忠臣蔵か」
ディーク「そうだ」「……」「あ、そうか」

   終わり  2006.12.11