蝦夷へ渡って

高野長英「北の岬まで逃亡の足どりを残せば、そこから国外逃亡でロシアかモンゴルにでも行った事にされるだろう」

長英「チクショー、俺の考えた完璧なストーリー、義経のモンゴル逃亡伝説にすり変えたのはどこのどいつだ」「おかげで江戸に隠れてるのがバレちゃったじゃねえか」

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高野長英。シーボルト門下の天才医師。「蛮社の獄」で伝馬町送りになるものの、見事に脱走。日本全国を逃げ回り、同時に洋書の翻訳をするという、アメリカのドラマ「逃亡者」の元ネタのような波乱の生涯を送る。ラストはハッピーエンドではないけど。

2007.8.9