仮面ライダー響鬼
八之巻 DA蛇(ニビイロヘビ)侵入
水辺でぼんやりしてた明日夢のズボンの裾から侵入したディスク蛇だが…。
DA蛇「しめしめ、今日はアキラはん、スキだらけだったな。このままずう〜っと上がっていくと…、クククッ、あぁ、涎が…」
****蛇くんの妄想シーン、自主規制*****
アキラの手が蛇の首をギュッと掴む。
DA蛇「あれ、この手は?。すると、今おいらがいるのは、誰の足?」
ずるずると引っ張りだされるDA蛇。
アキラ「またお前か、このニビエロ蛇め」
2005.3.21
十一の巻「壁は動けない…」
N「謎の男により強化された妖姫 、怪童子も響鬼の敵ではなかった。二体を倒した響鬼はディスクアニマルを使い魔化魍の居場所をつきとめた」
ヒビキ「なるほど、こいつがこんどの魔化魍か…。ふむ…」
ヒビキは携帯で 日菜佳に連絡をとった。
ヒビキ「…なるほどやはりそうか。この場所から移動できない魔化魍なら、別にいますぐ浄化しなくても、自然に枯れるのを待つか、それとも弱ったところを見計らって、チェーンソーで切り倒すか」
日菜佳「え、チェーンソー。ヒビキさんちょっと待って」
ヒビキ「……」
日菜佳「お待たせ。実はアメリカのヒーロー協会から依頼があってさ、チェーンソーで倒せるような弱い敵役が登場したら、最近落ち目のヒーローに譲ってくれってさ。どうする?」
ヒビキ「そいつ、ジェイソンって名前の奴じゃぁ…」
日菜佳「そうそう」
ヒビキ「金曜日オンリーのスプラッタ・ヒーローか」
その時、ヒビキの肩をとんとんと叩くものがいた。
続く(笑)
とんとんと、黙ってヒビキの肩を叩いたのは、魔化魍の触手だった。
ヒビキ「なんだ?」
魔化魍「あの…、それ止めてもらえません?。せっかくこの番組に出演できたんだから、やはり国産ヒーローに倒されたいですぅ〜」
ヒビキ「でもなぁ、お前みたいに弱っちいの相手にしたら視聴者からクレームがくるかもよ」
魔化魍「そこはそれ、一生懸命がんばりますから、あとはヒビキさんのオーバーアクションと東映さんの編集や特殊効果の腕でなんとかしてくださいよぉ」
ヒビキ「そうだな。ロケの費用もけっこうかかってるしな、この先のストーリーをボツにするよりはマシか…」
魔化魍「そうですよ」
ヒビキ「よし、それならディスクアニマルがオマエの居場所を見つけるところから撮り直そう」「撮影スタッフの皆さんも、それでいいですかぁ」
撮影スタッフがOKの合図をするのを見て、
ヒビキ「よし、いくぞ」
2005.4.11
12話 上を向いて〜
たちばなの地下には、技術開発スタッフ滝澤みどりの研究室があった。
偶然迷い込んで来た少年・安達明日夢を上に帰すため、縄ばしごを下ろしたみどりだが…。
みどり「あれ、お菓子がもうこんなに少なくなっている。買出しに行こうかな〜」
隣室へ行ったと思ったらすぐに白衣から普段着に着替えて出て来たみどりを、明日夢は呆れてみていた。
明日夢(す、素早い…)
みどり「じゃぁ明日夢くん、後からついて来て」
そう言って、するすると縄ばしごを登り始めるみどり。明日夢があわてて後に続く。
上に上がったみどりは、後ろを振り返った。
するとそこには、鼻血で真っ赤に汚れた顔を両手で抑える明日夢の姿が…。
みどり「あ、明日夢くん、どうしたの!!」
明日夢「さ、さっきそこで、う、上を見たら…」
そう言いながら、明日夢はなぜがみどりの足のあたりを指さした。
みどり「さっき…、上…」(しまったぁ、上を見るなって注意するの忘れてたぁ!!)
みどりは、あわててスカートの裾をおさえた。
♪〜( ̄。 ̄)←トボケガオ2005.4.23
十四の巻 乱れ**・ショートストーリー、ややエロネタ、というより、グロネタ
* * *
威吹鬼を叩きのめした乱れ童子がアキラに襲いかかる。
絶対絶命のアキラ。
しかし乱れ童子は突然、アキラから離れ、その場を立ち去る。
乱れ童子の行動に疑問を感じたフブキは、タチバナに連絡を取った。
イブキ「アキラを襲おうとしてた乱れ童子のヤツ、なぜか、急に止めて逃げるようにその場を立ち去ったんだ。その辺の処、なにか古文書に書いてないですかぁ〜」
勢地郎「あぁ、その件だけど、どうせ放送でカットされる部分だからいいだろう?」
イブキ「いえ、もしかしたら乱れ童子の弱点が判るかも知れない事でしょ。ぜひ教えてくださいよ」
勢地郎「う〜ん。弱点と言っていいか」「ようするに奴等は、昔の戦国時代の悪しき風習に感化されてるんた」「つまり衆道というか…」
イブキ「それ、何です?」
勢地郎「つまり男にしか興味がなく、逆に女には全く関心をしめさないという」
イブキ「つまりホモ?」
勢地郎「そ。ついでに極度の女性アレルギーもあるらしい」
イブキ「なるほど、つまり乱れ童子の『乱れ』って、そこからネーミングされたんですね」
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ2005.5.1
十五之巻 師を越えて
ヒビキ「アキラは今、序の六段だって。進歩早いな…」
フブキ「そういえば、飛び級はないのかって、さかんに聞いてた時があったな〜」
アキラ「だって、序二段っていうとお相撲さん連想しちゃって」
ヒビキ「で、大極拳はフブキよりアキラの方が上だって」
フブキ「そうそう、アキラの奴、『大極拳でダイエット』って本読んでから、大極拳ばかり集中して練習しだしてさ」
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ2005.5.10
寝床
え〜、毎度お騒がせしています。
轟鬼が魔化魍を退治した後に、音撃弦をかき鳴らしてたのは、彼の説明によりますと、その場所を清めるためだったそうで…。
それを聞いたお調子者で目立ちたかり屋のヒビキくん。真似をしたくてたまりません。
ある時、そのチャンスがやってきました。
轟鬼とコンビを組んで魔化魍を退治した後、「きょうは俺にやらせろ」といって轟鬼の音撃弦を取り上げて、演奏開始。
その演奏が始まったとたん、ディスクアニマルたちが慌ててトランクの中に戻って、ふたを閉めます。
ものすごく下手な演奏です。
轟鬼「ちょ、ちょっとヒビキさん、もうそのへんで止めましょうよ」「ディスクアニマルたちも聞きたくないって」
ヒビキはぐるりと辺りを見まわす。たった1体だけ、トランクに戻らずにいるディスクアニマルがいた。
ヒビキ「え、そうか。ちゃんと一匹、聞いてるヤツがいるだろ」「いいんだよ。たとえ一人でも熱烈なファンがいる限り…」
轟鬼「いえ、そいつは…」
轟鬼は、ヒビキの手から音撃弦を取り上げると、車の後部座席に納める。
すると、ディスクアニマルは、その音撃弦の上でグルッとディスクになって納まる。
轟鬼「音撃弦の上が、そいつの寝床でして…」
********
(参)落語「寝床」2005.6.17
21の巻 クレナイ
ヒビキ「メール見てないのか」
ダンキ「だから、俺のパソコン、今使えないって」「エロサイドにアクセスしようとして、ウイルスに感染させたのは、ヒビキさんでしょう」
ヒビキ「ドクター呼んでくる」「後は頼むぞ、少年」
明日夢「あ、ヒビキさん、ぼく携帯持ってるから、これで連絡するほうが早い…」「って、行っちゃった」
勢地郎「ヒビキのメカ音痴を治すには、どういう鍛え方をすればいいんだ?」「ヨシノの本部に問い合わせても、そういう資料だけは、クレナイからな〜」
m(_ _)m 2005.6.29
23話 太鼓の特訓
トドロキ「え、俺の弦は夏の魔化魍には通用しないって?。じゃぁどうすれば…、もしかしてヒビキさん、夏の間は太鼓で対処ってこと」「そうですよね。それで太鼓の練習を…」
ヒビキ「いや、そんなおおげさな理由じゃぁなくて、夏の間、魔化魍退治は休んでいいから…」
トドロキ「え?」
ヒビキ「お前、人一倍、いや六倍は食うだろう。お前に関していえば、夏の間、しっかりと…」
トドロキ「しっかりと?」
ヒビキ「夏祭りで太鼓叩くアルバイトをして、自分の飯代ぐらい稼いで欲しいんだ」
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ2005.7.13
25話 水泳特訓
ヒビキ「北京には間に合うな」
フブキ「え、北京原人の魔化魍出現?」
ヒビキ「五輪だよ。五輪」
フブキ「ああ、ヒビキさんが子供のごろの葉書代」
ヒビキ「それは五厘」
フブキ「まぁ、どっちみち、ヒビキさんは年齢制限に引っかかりますね」
2005.7.27
27話 すべる口
ヒビキ「玉屋〜ってのはな、江戸時代にあった花火製造の店でな、当時、鍵屋って店と競って花火を作ってた。その名前だけが残ってるってわけ」
ど〜んと、大きな花火が上がる。
香須実 「たま〜、ハ…」
とたんに、トドロキが土下座して
「すいません。三つあったスイカのうち2タマは、自分が盗み食いしましたぁ」
香須実「ハックション」
トドロキ「……」
2005.8.14
31話 超える父
*明日夢、隠れた才能開花。
もう一度、父さんを見たくて…、つい来てしまった。
「ちょっと、この前の中学生」
明日夢「あ、隣のおばさん。ちなみに、ボク高校生なんですけど」
「そう、まぁ、そんなことはどうでもいいし」「それより君が作ってくれた犬小屋、ご近所でも評判が良くてねぇ」
明日夢「そ、そう、???」
「それで、もしよければ、同じように作ってくれって、ご近所中から頼まれてさぁ」「ほら、材料を預かってるのよぉ」
おばさんの指差す先に、犬小屋の材料の山がいくつか…。
*新製品
ヒビキ「ほら、新製品で、きび団子クレナイっていうんだ」
京介「ぼくが頼んだのは、みたらし団子です。それに、これ、よく見たら何日か前の売れ残りじゃぁないですか」
ヒビキ「あれ、ばれちゃった。実はこれ、クレナイもどきで、きび団子売れない。だったりして」
*恋のキューピット京介
京介「ヒビキ、お前はいずれ、俺のものになる」
京介は、すぐに携帯電話を取り出して
「あ、ママン、ボク京介。実はすっごいいい男を見つけたんだ。ママンの再婚相手にどうかなぁ〜」
*当たりか?
イブキ「当たりがあったか?」
アキラ「それが…、全部ハズレでした。…宝くじ」
*超えるチチ。
パソコンから、吉野のデータを引き出すアキラ。
アキラ「え〜と、香須実さんが…。日菜佳さんは…センチ。よし、二人には勝った。みどりさんはと…、う〜ん、もうすこしか。よし、バストアップ作戦、再開!」
2005.9.13
三十二之巻 「弾ける歌」
*現実逃避
「小暮さんが来るって?」
「小暮さんってまさか、あの」
「西部警察の小暮課長!?」
*月末
「吉野から来るって?。布施(寄付)の話ならお断りだ。月末でお金がない時だってのに」
「布施?、明らかに勘違いです。来るのは小暮さん」
*豆腐
ヒビキ「豆腐?」「ここで、このまま食べろってか?」
バシッ。
小暮の声「未熟者」「せめて醤油ぐらい、あらかじめ用意しておかんか」
*カマイタチ
カマイタチA「俺が鬼たちを転倒させる」
カマイタチB「次に俺が切りつけてダメージを与える」
カマイタチC「最後に俺が特製の塗り薬を塗ってあげて、ダメージを癒す」
カマイタチA、B「…俺たち二匹だけでやろうな」
2005.9.21
34話コメディ編
トドロキ「え、俺専用のアームドセイバーが届いたっすか」
みどり「そ、レベルをうんと低くした、いわばアームドセイバー・マイルド」
トド「レベルなんて関係ないっす。感激っす」
みどり「じゃぁさっそく装着してみて」
トド「はい」
トドロキ変身。さらにアームドセイバー使用。
トド「やったっす」
みどり「え…っと」額に手を当てて困ったような表情に、
トド「…、あれ、みどりさん。なにか問題でも?」
みどりは、トドロキに手鏡を渡して、
「とにかく自分の目で見てみなさい」
トド「は、はい」
見ると、額の部分、響鬼装甲で「甲」の字があるところに「丁」の文字がくっきりと浮かんでる。
みどり「ヒビキ君のも、装甲の甲ではなく、甲乙丙丁のランクの甲だったってことね」
トド「え?」
みどり「轟鬼総丁か…」
トド「もしかして、オール1と同じ意味っすか。それじゃぁ俺の小学生の時の通知簿そのまま」
2005.10.2
34話
恋する料理番組
ルルルルルッ。
明日夢「あ、ヒビキさん、電話」
ヒビキ「はい、え、また愛エプロンに出演依頼。かんべんしてくださいよ。あんな不味い料理、二度と食べられませんよ」
……
ヒビキ「え、今度は作る方で、ですか」
鬼
アキラ「私って才能ないのかな。こんなに修行してるのに、まだ鬼になれないなんて」
フブキ「人それぞれだからね。気にすることないよ」
アキラ「日菜佳さんなんか、トドロキさんと高級レストランで食事して、タチバナに帰った時には、鬼のようになってたって」
フブキ「それは、ちょっと意味が…」
アキラ「フブキさん、試してみましょう。高級レストランで食事。鬼になれるまで毎晩でも!!」「もちろんお支払いはフブキさん持ち」
鰹でプロポーズ
トドロキ「母さん、駄目だったよ。母さんの送ってくれたのを、箱のまま出して、蓋を開けて見せるって作戦」
電話の母「おかしいねぇ。絶対に成功すると思ったんだけどねぇ」
トドロキ「絶対に成功って。鰹で、っすか?」
電話の母「なに馬鹿なこと言ってんだい。母さんが送ったのは指輪。鰹はさ、お前の自炊用にと、ついでに送ったんだよ」
2005.10.3
35話
回るヒカリ物
日菜佳「トドロキ君って実家が漁師だから、食事といったらお魚でしょう。寿司でいいって事で、ヒカリ物って謎かけをしたの」「ついでに、彼のお財布に合わせ、回転寿司って意味で、回るのに限るって」
香須実「それをトドロキ君は、回遊魚の鰹って勘違いしたのね」
日菜佳の誕生日
日菜佳「で、なんでウドンなの?」
香須実「あれ、日菜佳が言ってたじゃない。ひとりごとで」
日菜佳「え?」
香須実「トドロキ君のうどんって」
日菜佳「…あ、あれは。…。トドロキ君の愚鈍って言ってたの」
トドロキ「ひ、日菜佳さ…ん」
俺は今、地獄にいる!!。
田舎のあぜ道を歩くトドロキ。携帯でザンキと話してるため、足元に注意していない。
ザンキの声「さぁ、俺の教えたとおり言ってみろ」
トドロキ「オレは今、地獄にいる。アッ!!」
.ドボーン。
ザンキの声「どうした、トドっ」
トドロキ「肥え(溜)という地獄に…」
2005.10.9
36話
*鬼の鎧
明日夢「じゃぁなぜ今、鬼の鎧は使っていないの?」
ヒビキ「猛士にも資金難の時代があってな…、別の変身ヒーローに有料で貸し出したんだ」「で、まだその契約が終わってないってわけさ」
*胸の痛み
医師「ったく、師弟そろって胸とはね」
ザンキ「え、もしやトドロキが診察に…」
医師「ああ、胸が痛むからってな」
ザンキ「あの野郎、また失恋かっ」
医師「いや、今回は単なる食いすぎによる胸焼けだ」
2005.10.16
明日夢、鎧装着?。
ヒビキ「少年さぁ、鎧のことなんだけどさぁ、中古でよかったら、少年に着て貰いたいってオファが来てるんだけど」
明日夢「え、本当?。で、その話、誰から」
ヒビキ「筑波洋、っていうより、スカイライダーっていったほうが、判りやすいかな。彼をサポートしていた矢田勘次って男の鎧だそうだ」
明日夢「へぇー、で、ぼくが着たら、似合います?」
ヒビキ「……、まぁ、そのう、この封筒に写真が入ってるから」
ヒビキは、封筒を明日夢に手渡して、その場を去る。
封筒の表書きに「がんがんじい」と。
明日夢は、その写真を見た瞬間から、鬼の鎧のことを話題にしなくなった。
「勝負しよう」2
あきらにオロナミンCを手渡す桐矢京介。
京介「一度ぐらい勝負しようぜ」「よし、GO!」
一気飲みしてすぐに倒れる京介。
アキラ「?」
京介「しまった。間違えてしびれ薬を入れた方を飲んでしまった」
アキラ「…、馬鹿みたい」
2005.10.19
少年ザンキの修業時代
ザンキ「ひょっとすると、俺の方がお前より若いかもしれんぞ」
ヒビキ「って、もしかして、修業時代のあの事ですか」
踏み荒らされた花壇を目の前に、呆然とする少年ザンキ。
少年ザンキ「しまった。朱鬼お師匠が大切にしてた花壇がぁ〜」「これ、俺の管理責任っていうことで、半殺しにされるぞぉ〜。なにか手はないか。朱鬼お師匠が帰ってくる前に」
ポクッ。ボクッ。ボクッ。チ−ン。
少年ザンキ「そうだ。閃いた」「責任をとって死のうとしたとなると、いくら鬼のようなお師匠でも…」「たしかお師匠が隠しておいた飴。食べると若返る効果があるが、子供が食べると猛毒って説明されたアレを食べるぞ」
朱鬼「おい、ザンキ、ザンキはどこだ」
怒りを、あらわにして、建物中を捜しまわる朱鬼。
少年ザンキ「あ、お、お師匠。すいません。俺の油断で花壇が…」「こうなったら、死んでお詫びするしかないと思い、子供が食べると猛毒という飴を食べたのですが…、いくら食べても美味しいだけで、死ねませんでした」
朱鬼「そ、それ、高かったのに…」(脱力)
*****************
ヒビキ「あれっ、少年、ネットで何を調べてるんだ?」
明日夢「ハハ、アニメ一休さんからの盗作じゃないかと」
2005.10.21
37話 蘇る雷
*朱鬼の術
イブキ「なぜた。なぜアキラは朱鬼の弟子になろうと…」
アキラ「ごめんなさい。いつまでも若いままでいられる術を教えてくれるって言われたから」
*胸の古傷
ヒビキ「変身して、大丈夫でしたか?」
ザンキ「なんのことだ?」
ヒビキ「胸の古傷、あのドクターから止められてたはずでは」
ザンキ「心配ねえよ。第一、平成の仮面ライダーに出てくる医者は、ヤブって設定になってるんだよ。クウガの時からな」
*ザンキの古傷
「ザンキさん、あの朱鬼のせいでものすごいダメージを受けた過去があるんですって」
ザンキ「ああ、朱鬼先生の本当の年齢を知った時にな」
2005.10.23
38話 敗れる音撃
*京介ぇ〜!。何を期待した?
みどり「ここは私が一肌脱ぐか!」
パッと上着を脱ぐみどり。
京介「え、脱ぐのは上着だけ。貴女もずいぶん中途半端な人ですね」
新しい鬼・誕生
ヒビキ「ふむ、つまり、これからも今までの音撃は全て通用しない魔化魍が現れる可能性があると」
みどり「そう、音撃のデータが羊羹…、じゃなかった洋館の二人に渡った以上、そう考えておいたほうがいいわね」
ヒビキ「で、対策は?」
みどり「そうね、音程がデタラメな音撃なら通用するんじゃない?」
ヒビキ「つまり、トドのような音痴が鬼神覚声を使うとか」
みどり「いいわねぇ」
ヒビキ「ほかに音程がデタラメな鬼の候補というと」
イブキ「そういえば、アキラも実は音痴…」
2005.10.30
愚痴る鬼
「トドの奴には、もうすこし奮起してもらいたいんだがな」
「いまだに、ザンキさん、ザンキさんですからね」
「奮起どころが、金魚のフン化してやがる。今の奴ぁ、殴る値打ちすらねえ」
決めポーズ
「響鬼装甲でパワーアップのシーン、まさに火山の噴火ってイメージですね」
「そして、トドがザンキさんのあとを追いかけてるへタレシーンは、金魚のフンか」
2005.11.3
39話
歯
みどり「明日夢くん、歯は丈夫な方?」
明日夢「ええ」
みどり「じゃぁ、噛み切る役はお願いね。わたし、歯だけは、鍛えてなくて」
明日夢「みどりさん、歯ごたえのないお菓子ばっか食べてるからですよ」
歯・裏バーション
みどり「明日夢くん、歯は丈夫な方?」
明日夢「いえ、虫歯もあるし…」
みどり「しょうがない。じゃぁ、ちょっと目をつぶってて」
明日夢「で、みどりさん、いったい何を…」
みどり「忍びの術に、服だけ残して縄抜けするって業があるの。ちょっと季節的に寒いけど、視聴者サービスも兼ねて…」
獅子
トドロキ「シシ、俺はシシ」
「そう、4×4=16杯が、トドロキ君の食べるお汁粉の適量。今日は食べすぎよ」
京介弟子入りテスト。
京介「なにをやればいいんですか。こんなお寺に連れてきて」
ヒビキ「そうだな、とりあえずその下に立って」
京介「え、ここ?」
ヒビキ「よし」
ヒビキが紐を引っ張ると、上から釣鐘が落ちて来て、京介を閉じ込める。
京介「暗いよ、怖いよ〜」
ヒビキ「さぁ、その釣鐘を割って出てこい。そうすれば君は立派な二代目面堂終太郎になれる」
2005.11.17
40話 迫るオロチ
迫るオロかもの
京介「あなたでも、いいです。俺を弟子にしてください」
フブキ「でも?」
京介「そ、誰でもいいです」
迫るオロかもの2
トドロキ「師匠。俺が師匠」
ザンキ「フッ」
トドロキ「フッって…、コメントそれだけっすか」
迫るオロかもの3
フブキ「あきらぁ、なんであんな奴を弟子にしたんだ?」
アキラ「これから、ずぅ〜とストーカーされるよりマシだと思って」
フブキ「で、これからどうするつもり」
アキラ「とりあえず、自衛隊の体験入隊コースにでも放り込んでおけば、しばらくは顔見ないですむし」
フブキ「お〜ぃ…」
アキラ「の予定だったんだけど、問題は明日夢君までくっついてることよねぇ」
迫るオロかもの4
香須実「桐谷くん、私でよければ、弟子にとってあげるよ」
京介「え、もしかして、香須実さんもお…」
香須実「当たり前でしょう。私は正真正銘のオンナ。桐谷くんって、将来、性転換をすればいいオンナになれるぞぉ。さぁ、まずはお化粧の特訓からいきますか」
迫るオロかもの5
勢時郎「彼は、鬼の仕事ってのを美化しすきてるようだな。そうだ、どうだね、しばらく裁鬼くんの下につけてみるってのは」
ヒビキ「鬼の格好悪い面を見せる作戦ですね。それなら、鋭鬼の下につけて駄洒落攻めにするって手も」
2005.11.20
41話 目醒める師弟
アキラ変身解除。
明日夢・京介「おお、すっ裸」
おもわず駆け寄る二人。
触手がのびてきて、二人をアキラに近寄らせない。
コダマの森「てめえらが色気つくのは、10年早い」
師匠のアトバイス
ヒビキ「鬼や魔化魍のことは忘れて普通の高校生活に戻れ」「師匠の言葉は絶対だぞ」
京介「そんなことしたら、俺たち最終回まで出番ないじゃん」
視聴者「明日夢はともかく、お前の出番なんか無い方がいいよ」
アキラ・鬼は断念?
フブキ「アキラは、鬼になるのを止めるか」
アキラ「ええ、変身のたびに服が無くなると、衣装代でお小遣いが消えちゃう」
トドロキのファッション
アキラ「鬼に変身するたびに、服が無くなっちゃうでしょう。トドロキさんは服はどこで手に入れてるんですか?」
トド「オレっすか。オレは知り合いの洋服屋で売れ残った奴を無料で貰ってるっす」
アキラ「売れ残り…。きっとセンスが悪すぎて、誰も買う気が起きなかった服なんでしょうね」
携帯ぐらい
日菜佳「携帯ぐらい持ってなさいよ」
ヒビキ「だったら、買って」「俺、バイクのローンだけで精一杯なんだからさ」
伝言
勢地郎「ああ、ちょっと頼みが…」
洋館の男「なんだ?」
勢地郎「ウルトラマンマックスの胡蝶の夢の回の制作スタッフからの伝言なんだけど、あの式神の蝶の作り方を教えてくれって…」
二人を弟子に
アキラ「ヒビキさん。二人を弟子にしてください」
ヒビキ「うーん、しばらくはアキラの弟子のままでいいじゃない」
アキラ「嫌です。明日夢くんはともかく、桐矢くんの方は。私の変身が解けて裸になった時、ものすご〜くイヤラシイ目で見てたっていうから」
2005.11.27
42 猛る妖魔
もしも、アキラが弟子のままだったら
オトロシに踏みつけられて、変身解除。すっ裸で倒れているトドロキ。
アキラ「あぶない、あぶない。弟子を辞めてなければ、アレは私の役だった」
脚本作家「残念、アキラに書き上げた脚本を見せたばかりに、前回分から書きなおすはめに…」あとは悔し涙のみ。
2005.12.5
43 変われぬ身
*一人に絞る。
「え、なぜ明日夢君でなくて、京介を選んだの?」
ヒビキ「馬鹿な子ほど可愛いっていうだろ」
*過去の栄光
過去に貰ったトロフィを見せる京介。
ヒビキ「ほぉ、すごいな〜」「女装コンテストの優勝に、こっちは運動オンチコンテスト優勝か」
*「おぼれることも経験の一つ」
プールで溺れて、ヒビキに助けられる京介。
ヒビキ「溺れることも経験の一つさ」
京介「それなら、充分経験しています。自分の才能に溺れることで」
2005.12.13
44 秘める禁断
*ザンキ独白。
ついに、使ってしまった。
この夏の予定を回避してたのに…。
できることなら、永久に封印しておきたかったのに…。
禁断の…。
変身解除で、全裸になるシーン。
真冬に撮るシーンじゃねえな。
ハ、ハ,ハックショ〜ン。
*リハビリ
テレビの懐かしのCM特集で、2本の鉄棒に前足をかけ、ヒョイヒョイと移動する猫の映像が映る。
「鉄棒するネコを見たら…」
トドロキ「器用だな〜。よし、オレも」
日菜佳「トドロキ君は、歩けるようになるためのリハビリでしょ」
2005.12.19
オ○チ大量発生
2006年の年明け早々、大量発生したオ○チを相手にヒビキやフブキが苦戦を強いられていた。
ヒビキ「トドロキさえいれば、簡単に片付くんだが…」
フブキ「しかたないでしょう。ザンキさんのこともあって落ち込んでだし、正月ぐらい実家で過ごすように勧めたのは、ヒビキさんでしょう」
ヒビキ「しょうがないだろ。まさかこんな大量のオ○チが…」
フブキ「どうするんです」
ヒビキ「よし、応援を呼ぼう。明日夢と京介だ」
:
そして、二人が甘味処「たちばな」に駆けつけてきた。
明日夢「どうしたんです。正月早々…」
ヒビキ「あ、明日夢か。見ての通りだ。日菜佳のヤツが、オセチを大量に作り過ぎてな」
フブキ「ぼくたちだけでは、とても食べきれないんだ。助けてくれ」
2006.1.2
46 極める鬼道
小豆
ヒビキがオセチ料理を指差して、
ヒビキ「おい、トドよぉ、せっかく日菜佳がトドロキくんのためにって、コマメにいろいろ作ったんだ。ちゃんと食べてやれよ」
トドロキは、日菜佳の持ってきたぜんざい(お汁粉)だけを注視して、
トドロキ「お言葉ですが、ヒビキさん。これ、小さい豆と書いて、アズキって読むんですよ」
正月早々。
日菜佳「あ、トドロキ君。せっかくぜんざい作ったんだから、せめてこれだけでも食べてって」
トドロキ「駄目っすよ。そんな余裕なんかないっす。正月から酔っ払って愚痴こぼす暇なんて…」
ヒビキ「そういえばトドって、甘いもので酔っ払う特異体質だったよな」
フブキ「おまけに、愚痴上戸」
量の問題
日菜佳「あ、トドロキ君。ぜんざい作ったんだから、食べてって」
トドロキ「駄目っす。そんなのんびり食ってる時間なんかないっす」
ヒビキ「そうだよ。そんな小さなお椀じゃ、トドにゃ、まだるっこいよ。特大のトドロキ専用のお椀じゃないとな」
トドロキ「そうっす。何杯もおかわりしてる時間がもったいないっす」
2006.1.9
モチは?。
ヒビキ「ちょっとその雑煮、モチがまだ入ってないじゃん」
香須実「え、モチならさっき日菜佳が裏で焼いてるって…」
勢地郎「いや、日菜佳が焼いてるって言ったのは食べるモチのことではなくて、ヤキモチを焼いてるって」「トドロキ君がね、新年そうそう魔化魍退治に行ったのは、ザンキさんへの新年の挨拶代わりってバレたとたんに、ぷぅーて、ふくれて」
早食い競争
京介「どっちが早く食べ終わるか勝負だ」
明日夢「おう」
ヒビキ「おい、無駄な勝負はやめとけ」「どうせ、トドロキの早さには勝てないんだからな」
鏡の前で…。
鏡をじっとみているスーパー姫。
スーパー童子「またくだらないことを考えていたのか」
スーパー姫「いや、…自分の美貌に酔いしれていただけだ」
ご指名はフブキ
勢地郎「いや、吉野の本部からは、宗家の者という理由でフブキを指名してきた」
ヒビキ「なぜです」
勢地郎「いや、たいした理由じゃないんだが…」
フブキ「教えてください」
勢地郎「オロチというのは、ようするに大蛇だろ。実は会議の前に、みんなで落語を聞きに寄席にいったらしいんだ」「その寄席で、当家の婿殿、ジャになった。何のジャになられた。長者になられた。って口上を失敗して、大蛇になられた。って話をやっててね。当家→宗家、大蛇→オロチ、って連想かららしいんだ」
フブキ「…」
2006.1.14
最終小話
*モッチ−拉致される
洋館の男「なんだ、この娘は?」「私は、正月らしく、モチが食べたいから盗ってこいと命令したはずだ」
サトリ「…だから、モッチー」
*モッチ−救出
京介「「明日夢、お前も結構やるな」
明日夢「京介もな」
持田「もう!!。二人とも、私が気を失ってた間、胸やお尻、触りまくってたでしょう」
*君の名は
明日夢「ところで桐矢くんの変身した鬼の名前は」
京介「まぁ、それは、そのう…」
京介がラジオのスイッチを入れると、
大木こだまの声「キッキリキ〜、そんな奴おらへんやろ〜」
*遠い明日の夢
明日夢「僕は鬼にはなりません。医者をめざします」
ヒビキ「そうか…」「出会った頃からずっと、明日夢はオレの自慢の弟子だったよ。これからもずっとオレのそばで生きていけ」
明日夢「ヒビキさん」
ヒビキ「そして頼むよ。医者になったあかつきには、若くてきれいな看護婦たちとの合コン企画」
2006.1.28