津山マンドリンオーケストラの紹介

ごあいさつ

昭和57年、津山市教育委員会の青年社会教育の一環として、名称を「津山青年マンドリン教室」として発足しました。1期半年の講座を3期にわたり、津山市教育委員会のもと運営。昭和58年11月に第1回定期演奏を行った後、自主運営をして、現在にいたっています。初心者から経験者まで、20代から80代までのメンバーがマンドリン合奏を楽しんでいます。

コロナ禍の今年、演奏ができるだろうと、練習をしています。今年も、みんなが良く知っている曲を選曲しました。そのため、イタリアオリジナル曲はありません。

さて、演奏会の選曲に関しては、31回以降、役員・各トップ、メンバーの希望を取り入れながら相談して曲を決定をしています。35回からは完全にメンバー内で決定をしています。

1st stage と 3rd stageでは、基本的にイタリアオリジナル曲を第一と考えています。イタリアオリジナル曲しか演奏をしない団体もあります。邦人の作品中心の団体もあります。イタリアオリジナル曲だけがマンドリンの曲だという人もいます。

それぞれの考え方がありますが、バランス感覚が必要かと思います。ですから、可能な限り独りよがりにならず、自己満足にならないようにと考えています。

邦人の作品にも、素晴らしい曲がたくさん発表されています。私たちは地方の団体ですから、いろいろなお客様に楽しんでいただく、そんな選曲を第一に考えています。

クラシックの中から選ぶこともあります。イタリアオリジナル曲に関しては、30回までで演奏をした曲から選んだり、中野譜庫の数多くの作品の中から探したりしています。手持ちの中野譜庫の曲は、中にはかなり見づらいデーターもあり、そういう場合には市販されている楽譜を購入します。

購入した楽譜は、基本的にはFinaleで入力をしてメンバーに配布することが多いです。いちいち入力をするのは、購入した楽譜には長休符などの表示が多く、その休みの小節で演奏をしているパートを載せています。手書きの譜面は、一音一音入力しますが、きれいな楽譜はスキャンすることにより音符に変換できるので、時間的短縮となっています。

2nd stageは、なじみのある曲を考えています。年によっては、テーマを決めて選曲をすることもあります。花をテーマにしました。時代をテーマにしました。世界一周をテーマにしました。第36回では、時代も令和に変わりました。昭和、平成とそれぞれの中で曲を選びました。

2nd stageでは、パート紹介を兼ねてある曲を低音系から演奏して、何の曲か考えていただいています。プログラムには、載っていない曲です。最後の1st mandolinの演奏で知ったメロディが出てくると客席から「わかった~」というようなどよめきが広がります。第36回は「およげたいやきくん」でした。さて今年は、どんな曲か?

パート紹介の編曲は、ある意味基本的な編曲になりますが、普段の編曲では、セロもメロディーを弾いたり、ハーモニーをリズムを弾いたりする編曲をします。ギターも完全な伴奏だけとかというのは可能な限りしません。ベースもメロディーを弾いてもらうこともあります。最初に渡した譜面が最終ではないとメンバーに言います。おかしいところは、どんどん直します。ハーモニーも全体を聴いていると何の問題も無いと思っても、それを弾くと良くない場合もありますから、各パートからいろいろな意見が上がります。全員で曲を作ろうというのが、今の考え方です。

第31回で演奏した世界に一つだけの花も、そのときは、出だしはベースのソロから始まりました。色々な所で演奏をして、最初の部分はカットした形になりました。

編曲は難しいです。場合によって素人であるのに編曲をしなくてはいけないのですが、第一に考えるのが、ファーストマンドリンだけが楽しい編曲ではいけないと言う事です。ベースも、ギターも、マンドセロも、どのパートもファーストマンドリンと同じように楽しい演奏になる編曲ができればと思います。

編曲の目標となるのは、フェッロ・マンドリーノ北九州(旧:新日鐵住金マンドリン合奏団)の森安浩司氏です。氏が作曲された曲、クラシックを編曲された曲など氏の編曲された楽曲が多く公開されています。私たちは、2017年、2018年と氏の編曲された作品を演奏しました。演奏をしてみて、いろいろなパートへの気持ちが伝わってきます。

地方ですから、マンドリンのコンサート自体が少ないです。情報不足の中にいます。そのため、「奏でるマンドリン」をメンバー内で回覧しながら全国の様子などをみています。

メンバーの数も、また経験者もそれほど多くはありません。もともと津山青年マンドリン教室として発足しましたので、初めてマンドリンやギターを手にする人は教則本から勉強します。ギターかカルカッシ。マンドリンはオデルを使っています。30回までは初心者の人はマンドリンはムニエルの何番を上がったら合奏に入るという形でした。今は入った年の演奏会には3部に出ようというのが目標です。お客さんからの暖かい拍手をみんなと共有してアンコールを演奏して終わりたい。

メンバーの中には、介護生活をしながら合奏に参加する人。孫守りで忙しい中で参加する人。水曜日、土曜日に集まってくる大切な仲間は宝です。

年に一度の定期演奏会にむかって、みんなで一歩ずつ歩みます。4月から11月の演奏会まで水曜日も集まります。合奏のできあがりのスピードは、早くはないかもしれません。助けたり助けられたり、それがクラブの雰囲気であったり演奏にも現れたら、お客さんの心に響き、来年も聴きに来たいといわれる演奏ができたらうれしいです。

 

活動内容

①毎年11月に定期演奏会を行います。

*2022年11月27日(日)、ベルフォーレ津山にて行う予定です。

   開場:午後1時30分 開演:午後2時 終演:午後4時予定

 

②老人施設の慰問演奏

*2019年6月29日(土) 鏡野町 いずみやま荘

 

③公民館の文化祭への出演

*2020年3月1日(日) 二宮公民館  中止となりました。

*2019年11月10日(日) 城西公民館まつり出演

④学校等での演奏

*2022年5月 美作市大原中学校 演奏予定

*2019年7月10日(水) 誕生寺支援学校

 

⑤その他

*2019年5月14日 美咲町中央図書館 退職教職者の集い

*2019年6月26日(水) 鏡野町ボランティアセンター 介護者の集い