幸福の科学・大川隆法総裁の間違い

「幸福の科学」は大川隆法(本名:中川隆)が設立した宗教団体ですが,まず最初に指摘すべきは,「幸福の科学」という名称が間違っていることです。 科学は,とても簡単に言えば,単に現象を記述する学問です。 そして,幸福を追求する学問は哲学であり,科学ではありません。 したがって,正しい名称に直すなら,「幸福の哲学」となるはずです。 大川隆法氏やその信者たちは,こんな簡単な間違いにも気づかないようです。

また,大川隆法氏は聖書(旧約聖書と新約聖書)の内容を知らないようです。 イエス・キリストが「わが父」と呼んだのは,「エル・カンターレ」などという意味不明な存在ではなく,三位一体の神である父なる神のことです。 「エル・カンターレ」などという存在は,聖書のどこにも出てきません。 聖書によれば,人類の救い主(メシア=キリスト)は,約二千年前にユダヤのベツレヘムでお生まれになり,私たちの罪の身代わりとして死なれ,墓に葬られ,三日目に復活されたイエスというお方ただ一人です。 このイエス・キリスト以外に救い主はいない,というのが聖書の主張であり,それを信じているのがクリスチャンです。 そして聖書によると,7年間の大患難時代の最後にこのイエスが再び地上に来られて,「王の王」として世界を治めるようになることが預言されています。 したがって,イエス・キリスト以外の者が世界中の宗教を整理・統合して新しい世界宗教を創ることは絶対にあり得ないことであり,そのような考えはただの誇大妄想なのです。 大川隆法氏はオウム真理教の麻原彰晃(本名:松本智津夫)や統一教会の文鮮明(本名:文龍明)らと同様に,自己愛妄想型の人格障害を患っていると考えられます。

さらに,根本教典とされている『仏説・正心法語』は釈迦から直接啓示を受けて書かれたとされていますが,その肝心な釈迦は生前,間違った教えを説いて死にました。 釈迦は「自分で悟りを開いた」と勘違いしていました(仏教の開祖・釈迦牟尼(ガウタマ・シッダールタ)について参照)。 そんな勘違いをしていた釈迦から啓示を受けて書かれた物に正しい救いの教えはありません。 したがって,『仏説・正心法語』には信じる価値がありません。

以上のことから,大川隆法氏の教えは完全に間違っていると結論づけられます。 彼の間違った救済論に惑わされないようにご注意下さい。

2019年4月26日更新
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