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from 2005/1/15
Tesou

手相占い



はじめに

手相占いは、数多くある占いの中でも定番の占いです。素人でも割合簡単に運勢の良し悪しを判断することができます。 手相書には個々の相についての解説があり、そして、成功や失敗まで言及されています。 すると、短絡的に掌のシワと超自然的存在の力とを結び付け、この線があると「必ず成功する‥」「必ず失敗する‥」というように運命論的な結論にまで至りがちです。 一方で、手相の暗示とは正反対の人生を送っている人を見て、「手相なんて当たらない」と否定的な意見を持たれる方もいらっしゃるかと思います。

‥‥手相占いは、本当に当たるのでしょうか?

手相占いは、掌のシワの形とその人の生き様を長い長い年月をかけて経験的に積み重ねてきたものと言えます。 経験則の裏には、何らかの真理や法則が隠れていることも多いものです。手相占いの核心は、大脳生理学・社会学・人間行動学です。 先人達は経験的に獲得した真理や法則を用いて掌に刻まれたサインを読み解き、人の過去や未来をも予測するようになっていきました。 必ず当たるとは限りませんが、膨大な経験や時間の積み重ねから成り立っているので意外と多くの部分(資質や性格などの要素部分)で当てはまるのも事実です。

その反面、神さまのお告げ、未来予知の類、宗教的背景から派生してきたもの、迷信や俗信などから派生してきたもの、 占い師自身の権威を高めようと考え出されたもの、商業的側面からリップサービスするために使われてきたものなど、根拠や出所のはっきりしないものも数多くあります。 この世に神仏が実在しないことを考えれば、それ系統の暗示は嘘八百のデタラメであるとわかるはずです。 手相占いのすべてを盲目的に信じるということではなく、掌のシワが示す本当の意味を理解して、内容をよく吟味することが大切です。



人生の方向性を決めるもの

お母さんのお腹の中で、卵子と精子が受精した段階で、遺伝子DNAをはじめとする ① 先天的要素が確定します。 ① 先天的要素とは、遺伝的要素(性別、顔貌、容姿、思考傾向、行動傾向、性格傾向、得意分野、病気傾向‥‥)、家庭環境(家系、家柄、社会的地位、財産‥‥)など、 生まれながらに授けられた、その人を取り巻く環境のことです。人生の要素を100とすると、① 先天的要素は25~60%の影響力を持つともいわれています。 時には、その血筋に生まれただけで、人生が決まってしまうこともあります。代々の世襲などがそれに当たります。

両親から受け継いだ遺伝子DNAに起因する資質や性質は、努力したところで変えることはできません。 何事にも原因があって結果があります。何もしなければ、何も起きません。ある方向性を持った行動を取れば、それに従った結果が出ます。 成功するような人は、死ぬまでずっと成功につながるような行動をしていきます。失敗するような人は、死ぬまでずっと失敗につながるような行動をしていきます。 傍から見れば、何か得たいの知れない不思議な力に人生が操られているかのように映りますが、その原動力となっているのは遺伝子DNAの働きなのです。

運命と聞くと、神様から与えられた避けては通れない試練のようなものを連想します。 しかしながら、失敗した原因をよくよく分析してみると、常日頃の利己的な行動のツケによることが多いと気付きます。 利己的な行動の原動力は、遺伝子DNAに起因するところの資質や性質といった ① 先天的要素です。 これらは途中で修正することは難しく、一生を通じてその人の生き方に影響を及ぼします。 如何にしても、② 後天的要素や ③ 偶然的要素は ① 先天的要素の呪縛から逃れることはできません。これが巷で語られるところの運命の正体です。

 人生 = ① 先天的要素(遺伝的要素、家庭環境‥‥)
     + ② 後天的要素(育つ環境、経験、努力‥‥)
      + ③ 偶然的要素(運、チャンス、めぐり合わせ‥‥)

「宿命」(①)とは、先天的要素。生まれてから未来永劫変えられないもの。
「運命」(①+②+③)とは、後天的要素を含んだもので、ある程度変えられるのもの。
「運勢」とは、運命の勢い・強さと定義します。

宿命(①)は未来永劫変えられません。 運命(①+②+③)はある程度自分の力で変えられます。宿命は人生の設計図。運命は施工図にたとえられます。 設計図をもとに現実に沿ったものに書き直したのが施工図です。完成したものが人生となります。運命とは、決められた未来という意味ではなく、「人生の方向性」という意味です。 その人が持つ性質や資質などを原動力として、「どのような人生を歩み易いのか」という意味になります。 ただし、これらは基礎の土台部分に過ぎないので、人生すべての行程が規定されるわけではないということを付け加えておきます。

人生には「たまたま偶然」という要素も大きく作用します。人との巡り合わせ、事件、事故、自然災害、寿命、病気など、その時は、ある日突然、断りも無しにやってきます。 人生に恵まれない原因を紐解いて行くと、ただ単に、運やチャンスに見放されただけという人も少なくありません。当然、その逆もあります。 ③ 偶然的要素は人智では予測不可能です。偶然的要素が重なれば、異常開運(⇔ 異常悲運)することもあり得ます。 したがって、上に示した運命とは、その時点における「要素」「可能性」として捉えるべき性質のものであることを理解してください。

占いを信じていますと、「生年月日がすべてを決める」「手のひらのシワがすべてを決める」「名前の画数がすべてを決める」という運命論的な考えに陥りがちですが、 現実には、生まれながらに授かった遺伝子DNAをはじめとする ① 先天的要素が人生の方向性や可能性を決めているということになります。 ある方向性を持った行動を取れば、それに従った結果が出ます。こうして今の人生があるのは、日々の行いの結果であり、たまたま偶然が重なった結果です。 あなたの人生に何か得たいの知れない力が働いているわけではありません。



脳相とは

近年の画像診断装置の発達によって、より鮮明な脳の画像が得られるようになり、その人特有の脳のつくり、すなわち「脳相」なるものが存在することがわかってきました。 すなわち、一人一人の考え方が違うように、脳の発達の具合にも個人的な特徴が見られるということです。 日頃からよく使われている部位は、面積も広く、神経ネットワークの密度が上がります。反対に、そうでない部位は、面積も狭く、ネットワークの密度も下がります。 高精度のMRI画像によれば、そうした環境の違い(水素原子濃度)が映し出されるのです。

脳の構造
 ○脳幹(間脳、中脳、脳橋、延髄など)
  ・生命維持機能。
 ○小脳
  ・平行感覚、筋肉運動。
 ○大脳辺縁系
  ・扁桃体‥本能、情動。
  ・海馬‥‥記憶、認知。
  ・側坐核‥意志、意欲。
 ○大脳新皮質
  ・前頭葉‥思考、意志、意思。
  ・頭頂葉‥運動、感覚、空間認識。
  ・側頭葉‥聴覚、言語、判断、記憶。
  ・後頭葉‥視覚。

大脳は各々の部位ごとに違った役割を持っています。MRI画像により、① 脳機能の特徴(脳相)を観察すれば、 その人特有の ② 大脳の使い方(思考傾向、行動傾向、性格傾向、得意分野、健康状態‥)を読み取ることができるわけです。 そして、それらを社会学や人間行動学に当てはめれば、ある程度の確度で ③ 人生傾向(要素・可能性)をも予測することができるわけです。 ただし、脳相は「当たる」「当たらない」という性質のものではなく、その時点における「要素」「可能性」として捉えるべき性質のものであるということを付け加えておきます。

 ① 「脳機能の特徴」(脳相)
   ↓↑
 ② 「大脳の使い方」(思考傾向、行動傾向、性格傾向、得意分野、健康状態‥)
   ↓↑
 ③ 「人生傾向」(要素・可能性)

例えば、前頭葉が発達している人は、理性的な判断傾向を持つ人で、頭をよく使う人・よく考える人であることがわかっています。 日頃から理性的な判断をしていれば、人生において損をすることも少なく、そうでない人に比べ、恵まれた生活を営んで行く確率が高くなります。 また、頭頂葉が発達している人は、運動・空間認識能力に優れるので、スポーツの得意な人が多いようです。 側頭葉が発達している人は、聴覚・言語能力に優れるので、コミュニケーション能力の高い人が多いようです。 大脳辺縁系が発達している人は、本能行動や情動行動が優位になり易いようです。



手相占いの原理

脳科学の研究は未だ道半ばです。大脳生理学の見地から、手と大脳には密接な関係があることまではわかっていますが、 手のひらのシワの意味についての科学的な検証がなされるまでには至っていません。 正確に言えば、占いのような迷信の類に対して、科学的にメスを入れようとする奇特な研究者が現れないという見方の方が正しいかもしれません。 研究者も暇ではありません。時間も人員も限られています。もっと重要な研究課題が山済みです。 いつの日にか奇特な研究者が現れ、手相占いに科学のメスを入れてくれることを期待したいと思います。

この社会には普遍の真理(=人間方程式)が存在します。核心は社会学や人間行動学です。良い行いをすれば、良い結果が返ってくる。悪い行いをすれば、悪い結果が返ってくる。 仏教では因果応報などと呼ばれている法則のことです。何事にも原因があって結果があります。ある方向性を持った行動を取れば、それに従った結果が出ます。 何もしなければ、何も起きません。神も仏も実在するものではありません。こうして今の人生があるのは、日々の行いの結果であり、たまたま偶然が重なった結果です。 今が良いのも悪いのも、すべては自分の責任です。

ことわざで「三つ子の魂、百まで」と言われるように、思考傾向や行動傾向はそう簡単に変えられるものではありません。 成功するような人は、死ぬまでずっと成功につながるような行動をしていきます。失敗するような人は、死ぬまでずっと失敗につながるような行動をしていきます。 傍から見れば、何か得たいの知れない不思議な力に操られているかのように映りますが、その原動力は大脳の働きなのです。 したがって、何らかの方法で大脳の使い方の情報を得ることが出来れば、そこから、ある程度の確度をもって未来予測が可能となるわけです。

ここで、人間の身体において、手のひらと大脳が 1:1で対応しており、脳の特定の部位を日常的によく使うことによって、 それに対応する手のひらの位置にシワが刻まれるという仕組みが備わっていると仮定すれば、手相占いのロジックを上手く説明することができます。 ① 手のひらのシワの形状から、② 脳機能の特徴(脳の活性化している部位の情報)、すなわち、③ 大脳の使い方(思考傾向、行動傾向など)の情報を読み取り、 それらを社会学や人間行動学に当てはめれば、④ 今後どのような人生を歩んで行き易いかを予測することができるわけです。

 ① 「手のひらのシワ」(手相)
   ↓↑
 ② 「脳機能の特徴」(脳相)
   ↓↑
 ③ 「大脳の使い方」(思考傾向、行動傾向、性格傾向、得意分野、健康状態‥)
   ↓
 ④ 「人生傾向」(要素・可能性)

今の段階では仮定や推測の域を出るものではありませんが、手相占いの科学的根拠や信憑性を考える時、手のひらのシワと大脳の使い方の関連性を仮定すれば、 「手相占いの原理は?」という質問に対する答えが見えてくると思います。つまり、「手の平のシワの形状から、脳機能の特徴、すなわち、その人の大脳の使い方の情報を読み取り、 それらを社会学や人間行動学に当てはめ、人生傾向を類推する」というのが手相占いの原理なのです。 「○○な大脳の特徴を持つ人(=○○線を持つ人)は、○○な人生をたどる傾向がある」ということです。

 ① 太陽線を持つ。
   ↓↑
 ② 前頭葉が発達(成熟)している。
   ↓↑
 ③ 理性的な思考傾向を持つ。感情に流されず熟慮する。
   ↓
 ④ 結果的に恵まれた人生を歩んで行く可能性。

脳機能の特徴、すなわち、その人が持つ基本的な資質や性質は、両親からの遺伝です。これまでの研究から、脳機能の遺伝の特徴として、 ある部位は母親から、また、ある部位は父親からというように、脳の部位ごとに遺伝方が固定されるという法則があることがわかってきました。 その他の部位の遺伝の法則には従わないというのが脳機能の遺伝の特徴です。意識行動(大脳新皮質)の特徴は母親、無意識行動(大脳辺縁系)の特徴は父親、 つまり、認知機能や知的能力や協調性などは母親、人間としての本質の部分、資質や性質などは父親からの遺伝となります。

脳機能の特徴が遺伝するように、手のひらのシワの形も遺伝です。 すなわち、太陽線・財運線・向上線・健康線・障害線などは母親、生命線・感情線・頭脳線・運命線・結婚線などは父親から影響を受けています。 両親から受け継いだ遺伝的資質は如何に努力しようとも変えられるものではありません。おぎゃーと生まれた時には、すでに手のひらのシワの形(予想図)も決まっています。 遺伝的な脳機能の特徴は努力で変えられないからこそ、手のひらのシワの形から、ある程度の確度をもって、その人の人生傾向をも類推することが可能となるわけです。

人間という括りにおいて、日常生活でよく使う大脳の部位は決まっています。この日常よく使う大脳の部位に対応するのが、手相では「○○線」と呼ばれるものになります。 これ以外にも個人特有の大脳の使い方があり、それによってシワの位置や形も変化します。○○線は、行動によって表現され易い資質とそうでない資質に分類されます。 生命線・感情線・頭脳線などのように効能がハッキリしているものについては、効能を冠した名称になっています。 逆に、太陽線・運命線などのように効能が曖昧なものについては、抽象的な名称になっています。

手のひらのシワは、不思議な力が支配するような「○○運」という実体を表しているわけではありません。 手のひらのシワは、大脳の活性化している部位の情報を示しているに過ぎません。人を助けるために頭を使う人、人をだますために頭を使う人。 何らかの目的のために思考する(=大脳を使う)という部分では共通していますが、その結果として行き着く先は正反対のものとなります。 シワの位置や形から、思考している内容(善悪、趣味、趣向‥)を読み取ることはできません。手相とは、それほど万能ではありませんし、何でもお見通しではないのです。

手のひらのシワは、ある事柄が起こる(起こった)年齢や時期とは何の係わりもありません。そこから具体的な年齢、時期、事柄などが読み取れるわけではありません。 大脳の使い方という情報をもって、現実に結婚するとかしないとか、結婚の年齢や時期などを予測することは不可能です。 大脳に未来の事柄を予知する能力は備わっていません。手相では珠玉のように扱われている流年法ですが、全く根拠がありません。嘘八百のデタラメです。 手のひらのシワが示す意味をよく理解して、迷信に惑わされないようにして頂きたいと思います。



手相は当たる?当たらない?

手相は、誰にでも簡単に占い易くするため、(先人達が考えた)思想的モデルが良否の判断基準になっています。 取り巻く環境は人それぞれです。また、思考傾向や行動傾向なども生涯を通じて変化して行きます。思想的モデルで成功すると出たところで、現実の人生でどうなるのかハッキリしません。 人間が歩む複雑怪奇な人生が、「○○な思考傾向を持つ人は、○○な人生をたどる傾向がある」という単純なロジックだけで説明することができないのは言うまでもありません。 占いが予言する未来は、当たる人も居る、当たらない人も居る、という非常に曖昧なものです。

手相から読み取れる事柄は、その人の大脳の使い方から類推されるシュミュレーションの結果に過ぎません。 手相は、個人的な資質を見るのには適していますが、過去・未来という部分では全くあてになりません。的中率という言葉で議論すべき次元の話ではありません。 白か黒か、どちらかはっきりさせて欲しいと思うのは人情ですが、手相とは、それほど万能ではありませんし、何でもお見通しではないのです。 手相は、「当たる」「当たらない」ではなく、「要素」「可能性」として捉えるべき性質のものであるということを、まず理解して頂きたいと思います。

人生には、どんな遺伝的要素(性別、顔貌、容姿‥)を持つか、どんな家庭環境(家柄、社会的地位、財産‥)に生まれるかなど、 「努力しても変えられない事柄」が大部分を占めているのも事実です。 また、人との巡り合わせ、事件、事故、自然災害、離婚、病気など、「たまたま偶然に起こる事柄」なども重要です。 人生に恵まれない原因を紐解いて行くと、ただ単に、運やチャンスに見放されただけという人も少なくありません。当然、その逆もあります。 手相は、こうした「自分の力ではどうにもならない要素」までをカバーするものではありません。

手相は、あなたの思考傾向や行動傾向などの中に、そのような未来を選択してしまう「要素」「可能性」があるということを示しています。 あまり深刻に受け止める必要はありませんが、良い事柄の暗示なら、それを伸ばすように心がけましょう。 悪い事柄の暗示なら、そうならないように努力することによって未来は変わっていきます。 「悪い結果なんて信じない‥‥」と自分に都合のよいように結果を一蹴するのは簡単ですが、 これを機に今までの生き方を見つめ直す余裕を持って頂きたいと思います。そこに開運へのヒントが隠されているかもしれません。

手相占いの核心は、大脳生理学・社会学・人間行動学です。手相占いを分析すれば、社会に存在する普遍の真理が見えてきます。 どうすればお金持ちになれるのか。どうすれば人間関係に恵まれるのか。どうすれば良縁に恵まれるのか。この社会には、普遍の方程式が存在します。 ある方向性を持った行動を取れば、それに従った結果が出ます。方程式を逆算して行けば、そこに成功への近道が見えてくる筈です。 手相占いとは、より良い人生を構築するためのツールとして認識してください。くれぐれも使い方を間違えないようにしてください。



右手左手と脳の関係

手相の見方は流派や流儀によって様々です。「右手を後天運・左手を先天運」「右手を現在~未来・左手を過去」「男性は右手を主・左手を従」「女性は右手を従・左手を主」 「利き手を優先」「指を組んだ時、上になる手を優先」‥など、諸説が混在しています。 これらは、いずれも先達の経験則や思想的哲学などから導き出されたものです。手相占いの誕生以来、右手と左手の手相の違いに対して様々な解釈を考案し検証を続けてきたわけですが、 どれも決定打に欠けるため、いまだに手相の見方が統一されるまでには至っていません。

手相占いなので、その人の手のひらのシワの形を見て運勢を判断するというところまでは共通していますが、 右手と左手の役割、男性と女性の見方、利き手、シワの解釈の仕方など、それぞれの占い師がそれぞれの見方をしています。 いわゆる、「定番の見方」「当たる見方」というものが確立されていないのが現状です。 裏を返せば、手相とは、長い歴史を有するわりには、それほど曖昧で未完成なものであるわけです。 どのような見方を考案しても、圧倒的な優劣が見出せなかったからこそ、これまでに様々な方法が試されてきたわけです。

大脳における機能局在
 ・右脳‥左手‥‥同時並列処理‥‥感性・直感・美術・芸術 などの感覚分野
 ・左脳‥右手‥‥逐次直列処理‥‥言語・読み書き・理性・分析・計算 などの論理分野

大脳生理学的に見れば、答えは簡単です。大脳は「機能の局在化」といって、入力された情報に対して反応する部位が異なります。 右脳は同時並列処理を得意とし、感性・直感・美術・芸術などの感覚分野に強く反応します。 左脳は逐次直列処理を得意とし、言語・読み書き・理性・分析・計算などの論理分野に強く反応します。 右脳と左脳で活性化している部位に違いがあるため、手相についても、右手と左手で位置や形が異なって現れることになります。 すなわち、右手と左手で手相が異なるのは、そこに大脳の特徴である機能の局在化が反映されているからに他なりません。

上に示した、おなじみの右脳と左脳の役割分担は、それぞれの仕事をした時の活動のピークが、右脳か左脳、どちらかに偏っているかを示しているに過ぎません。 右脳と左脳は、脳梁と呼ばれる神経線維の束で連結され、それぞれの部位は複雑なネットワークを形成し連携しながら脳全体で働いています。 右脳と左脳は、それぞれ単独で機能する分業体制ではなく、同時並行的に機能する競争体制であり相補体制です。 入力された情報に対して反応する脳半球に偏りが見られますが、どんな仕事をする時にも、左右の脳を同時並行的に働かせています。

右手と左手の手相の示す意味(交差の法則)
 ・右手の手相‥‥おもに左脳の活性や働きを示す。
 ・左手の手相‥‥おもに右脳の   〃

右手と左手の手相の違いは、そのまま右脳と左脳の脳機能の違いにつながります。 大脳が右脳と左脳とに分かれ、各々別の仕事をしているのであれば、手相も右手と左手で違って当然です。 右脳と左脳がそれぞれどのような機能を持つかを考えれば、右手と左手の手相が異なる意味が見えてくると思います。 手相とは脳機能の特徴を示すものです。そこに運命的な意味などありません。 みなさんが期待されているような、後天運や先天運、過去や未来、男性や女性、などを示すものではありません。解釈を間違えないでください。

一方、機能の局在化が及ばない部位もあります。 こうした部位については、右脳と左脳で活性化している領域の差異が小さいため、手相についても、右手と左手で比較的よく似た形となります。 機能の局在化が及ばない部位に対応する手相については、左右どちらか一方の手だけを鑑定したとしても、それほど大きく外すことはありません。 そこに手相の見方を乱立させてしまう余地が生まれます。大きく外さない範囲で、勝手に独自の説を唱えることができるわけです。 この辺りが、未だに手相の見方がひとつに収束して行かない理由でもあります。



意識行動と無意識行動

意識行動は、大脳新皮質の意識反応に係わるもので、人間を人間たらしめている部分です。 例えば、言語・読み書き・理性・分析・計算・感性・直感・美術・芸術・協調・我慢・抑制などの行動です。 大脳新皮質は成熟するまでにある程度の時間を必要とします。個人差は大小ありますが、大脳新皮質が完全に成熟するのは25歳前後と考えられています。 意識行動に係わる部位は、大脳の機能の局在化の影響を受けるため、右脳と左脳で活性化している領域の差異が大きくなります。 手相としては太陽線・財運線・障害線・向上線・健康線などに対応します。

無意識行動は、大脳辺縁系や生命中枢などの無意識反応に係わるもので、生まれつきや動物としての要素が濃い部分です。 例えば、生命維持・本能行動・情動行動などの行動です。人間が生きていくために必要な行動で、生まれた時にはすでに遺伝子の中にプログラムされています。 コンピューターのオペレーティングシステムOSのようなものです。 無意識行動に係わる部位は、大脳の機能の局在化の影響を受けないため、右脳と左脳で活性化している領域の差異が小さくなります。 手相としては生命線・感情線・頭脳線・運命線・結婚線などに対応します。

右手と左手の手相の対称性
 ・左右で大きく異なる‥‥意識行動‥‥‥太陽線・財運線・障害線・向上線・健康線 など
 ・左右でよく似ている‥‥無意識行動‥‥生命線・感情線・頭脳線・運命線・結婚線 など



シワシワ手相とハッキリ手相

① 左右の手相が大きく異なる人(シワが多い、細い線がゴチャゴチャしている)は、意識行動が優位で、思慮深い性格となります。 本音と建前の差が大きい、性格的に偏りがある、内部に葛藤を生じ易いと言えます。 ② 左右の手相がよく似ている人(シワが少ない、太い線でシッカリしている)は、無意識行動が優位で、わがままな性格となります。 本音と建前を使い分けることが苦手、他人とのコミュニケーションにおいて問題が生じ易くなります。 ① は女性、② は男性に多い傾向です。いづれも平均から大きく外れる人は、付き合い難い人となります。

意識行動は、思慮深い大人の思考で、有効に働く場面も多いわけですが、その割合が大きくなり過ぎると脳の容量に対して過負荷となり、頭の働きを低下させる要因となります。 本来なら必要でない情報までも処理する事態に迫られ、思考や判断の邪魔をしてしまうわけです。雑音成分としての働きが強く出ます。集中力が分散し、結論がまとまりません。 細かなシワシワが障害線と呼ばれる所以は、① と② を比較すれば、手相学的には圧倒的に① の方が損する割合が多いという人間行動学的な法則があるためです。 何が誰が障害となるのか、主語を間違わないでください。

手相に興味を持っていますと、「どんなシワにも意味がある」と考えてしまいがちですが、そうでないシワも存在します。 シワの刻まれ方は、手指の動かし方、骨格や筋肉や肉質などにも影響を受けます。シワの中には、大脳の特徴を反映していない、いわゆる「雑線」と呼ばれる線も多いものです。 一般に、女性や子供など掌が柔らかい人は、細かくて浅いシワが刻まれ易い傾向です。反対に、男性や老人など掌が硬い人は、太くて深いシワが刻まれ易い傾向です。 また、生活環境や仕事などにも影響を受け、水仕事をよくする方などはシワ自体が刻まれ難い傾向です。

また、利き手の方の筋肉をよく使う関係で、右利き左利きに係わらず、利き手の方の手相の線が深く濃くなる傾向です。 ひとくちに手相の違いといっても、線の形の違いなのか、線の深さ濃さの違いなのか、内容を区別して考えてください。 何がその違いを生み出しているのか、その理由を知ることが大切です。右手と左手の手相を比べ、少しでも良い方を採用したいと思うのは人情ですが、 手相を自分に都合よく解釈したところで、現実が伴わなければ意味がありません。シワの形の善し悪しだけに拘るのではなく、その背景にある事柄を理解してください。

① 左右の手相が大きく異なる人(シワシワ手相)
・ シワが多い、細い線がゴチャゴチャしている。
・ 女性に多い。
・ 複雑な思考回路。
・ 意識行動が優位。思慮深い性格。大人の思考。
・ 優柔不断。神経が細やか。デリケートな性格。神経症に注意。
・ 意志が弱い。自分の意見がない。何事も人任せの傾向。
・ 健康・精神に不安あり。ショックにもろい。
・ 人生の目標・進路が定まらない。得意分野がない。
・ 上手なストレス解消を心がけるようにしましょう。

② 左右の手相がよく似ている人(ハッキリ手相)
・ シワが少ない、太い線でシッカリしている。
・ 男性に多い。
・ シンプルな思考回路。
・ 無意識行動が優位。わがままな性格。子供の思考。
・ 融通が利かない。神経が図太い。たくましい性格。
・ 意志が強い。自立心旺盛。
・ 健康・精神が強靭。
・ 自力で人生を切り開く。人に意見されるのを嫌う。
・ 他人の意見にも耳を傾けるようにしましょう。



男性女性と脳の関係

女性は、男性に比べ、右脳と左脳とを連結している脳梁(神経線維の束)が太く、左右の脳を相互に連携させながら処理する能力に長けています。 すなわち、女性の脳は同時にいくつもの仕事を掛け持つ並列処理を得意とし、男性の脳は逐次ひとつひとつ仕事をこなして行く直列処理を得意とします。 また、感情を司る大脳辺縁系、言語を司る言語中枢などにも性差が見られ、いずれも女性の方が広くて大きい傾向です。 大脳の性別は、胎児がお母さんのお腹の中に居る時のホルモン環境により決定されます。したがって、DNA的な性別とは異なることもあります。

性別による脳の特徴の違い ①
 ・女性‥脳梁が太い‥左右の脳を連携させながら処理する能力に長ける。
 ・男性‥脳梁が細い‥左右の脳の情報伝達能力が低い。

性別による脳の特徴の違い ②
 ・女性‥大脳辺縁系や言語中枢が大きい‥感情表現や言語能力に優れる。
 ・男性‥大脳辺縁系や言語中枢が小さい‥感情表現や言語能力に劣る。

男女で脳の特徴が異なることから、発揮できる能力にも差が生まれます。男子は理系、女子は文系という分類は、男女の脳の特徴の違いを反映しています。 女性は、数学や地図を読むことが得意ではないといわれています。これらの仕事には、左脳(論理分野を担当)が重要な働きをします。 左脳を効率的に使うためには、周囲からの情報の流入を制限する必要があります。これには脳梁が細い男性の方が有利です。 脳梁が太いと、周囲から余計な情報が入り込み易くなり、思考や判断の邪魔をしてしまいます。これでは思うように仕事がはかどりません。

生殖器とは異なり、大脳の基本的な構造は、男女で違いはありません。 細かく見れば、上述のように男女で大脳のつくりに特徴(性差)が見られますが、右脳や左脳その他の部位など、基本的な構造や役割分担は変わりません。 したがって、性別により、手相の見方を変える必要はありません。ただし、大脳の特徴の違いに関連して、思考傾向や行動傾向にも性差が現れます。 また、男性と女性で、本能的な事柄や社会的な役割が異なります。求められる資質が異なることもあります。占う内容によっては臨機応変に対応することも必要です。



利き手と脳の関係

利き手は、ほぼ遺伝で決まります。右利きの人は、全体の約90%。残り10%が左利きです。 左利きの内、遺伝的には右利きでも、環境的要因で左利きに切り替わった人が約7割。純粋な遺伝的要因で左利の人は約3割です。 遺伝的に左利きの人では、側頭葉や頭頂葉にある言語や空間認識を司る中枢が、右利きの人とは異なる位置にあることがわかっています。 なぜ、ある一定の割合で遺伝的に左利きの人が生まれるのか、 また、そうした脳の構造の違いが、どのような資質や特徴として表現されるのかについては、今のところよくわかっていません。

利き手の割合
 ・右利き‥約90%
 ・左利き‥約10%‥うち7割は環境的要因。残り3割は遺伝的要因。

利き手に従い、左右の脳の役割分担がそっくり入れ替わるということではなく、 遺伝的要因を持つ一部の人において、「言語や空間認識などの特定の仕事における情報伝達経路が異なる」ということになります。 ここで、掌には言語や空間認識などに係わるシワは出現しないため、実用上は、ごく少数の人を取り上げて場合分けする必要もないと思います。その方法も思いつきません。 基本的には右脳が感覚的分野を、左脳が論理的分野を受け持つという役割分担は変わりません。 したがって、利き手の違いにより、手相の見方を変える必要はありません。

[左利きと天才]
遺伝的に左利きの人、すなわち、脳内部での情報伝達経路が通常と異なる人は、全体の3%程度です。 もし、こうした脳の構造の違いが、人間社会での生存競争に有利(=生物学的に優れている)に働くのなら、遺伝的に左利きの人の割合はもっと高くてもよいはずです。 全体の3%に過ぎないということは、何の作用も持たない生物のバリエーションのひとつ、生存には有利に働かない、劣勢遺伝‥ であることを示しています。 英語で右を表す「right」は「正しい」と言う意味です。右利きの人が、これまでの長い間の生存競争の中で有利な位置にあったわけです。

脳内部での情報伝達経路の違いが、どのような資質や特徴として表現されるのかについては、今のところよくわかっていません。 詳細については、今後の研究成果を待つこととして、極々わずかでも何かしらの違いがあるであろうということは想像できるところです。 前近代的な狩猟や農耕の時代には、何ら意味を持たなかった資質(=言語や空間認識機能の違い)が、この時代においては有利に働く環境があるのかもしれません。 この辺りに感性・直感・美術・芸術などの感覚分野には左利きが多いというヒントが隠されているのかもしれません。

いわゆる脳を鍛えるということは、大脳の神経ネットワークを密にすることです。ただ単に手や腕を動かすだけでは、脳は鍛えられません。 すなわち、運動中枢を刺激するだけで、右脳の持つ機能(イメージ感覚的資質)が強化されるものではありません。 左利きに生まれたというだけで、天才になれるものでもありません。 脳を鍛えるためには、脳機能に応じた負荷をかけなくてはなりません。そこに遺伝的資質や努力が必要なのは言うまでもありません。 左利きというだけで「○○に優れているはずだ」などと短絡的に考えてはいけません。

社会で成功を収めるためには、親から受け継いだDNAを基本として、なによりも本人の努力が必要なのは言うまでもありません。 また、環境に恵まれることも重要です。その過程で、左利きをつくりだしている脳の構造(⇒少数派ゆえの異質な部分)が有利に働く場合もあるということです。 右利きの人が右脳を鍛えたところで、その延長線上でしかありません。右利きの人とは異なる脳の構造(使い方)を持つからこそ、物事の見方にも差異が生まれるわけです。 そして、異質な部分が環境に上手く適合した結果、成功につながることもあるということになります。

左利きの脳の構造を持つ人は社会の中で少数派となります。いわゆる異質性を持つということになります。 良い意味では才能や特長と捉えることができますが、悪い意味では癖のある性格や変わり者となります。 多数派を占める右利きの社会の中では、己が持つ異質な部分に苦労させられるという宿命を背負っています。 左利きであったとされる歴史上の偉人を例に挙げ、天才、秀才、芸術分野に優れるとか、強運の証であるとか、必ず成功を掴み取れるとか、良い方ばかりに解釈せず、 そこに隠されている意味も読み取るようにして頂きたいと思います。



手相は変わる ~流年法のうそ~

「流年法」とは、手相から、過去や未来の事柄の時期を割り出すために用いられている方法です。 良い暗示‥悪い暗示‥‥その事柄が起こる年齢や時期を知りたいと思うのは人情です。 流年法は、そうした相談者からのニーズに対して、その場ですぐに何らかの答えが得られるので、実践鑑定において大変重宝にされています。 多くの手相書でも、かなりのページ数を割いて、年齢や時期の読み方に関する解説がなされています。 その割には「全くかすりもしない」「年齢や時期がズレる」など、否定的な意見を持たれる方も多いのではないでしょうか。

大脳は生涯を通じて変化して行きます。年齢による熟成度の変化~老化などです。それに伴い手相も少しづつ変化を続けていきます。 流年法で、未来を示すとされる部分でも変化が起きますし、過去を示すとされる部分でも変化が起きます。 手相占い的に未来を示すとされる部分だけが、都合よく変化するわけではありません。 例えば、20歳の時の事柄を流年法で読み取る場合、30歳の時の鑑定と50歳の時の鑑定では内容が異なることもあるわけです。 手相に過去や未来という時間軸を持ち込むと、こうした現象に対しての解釈が出来なくなってしまいます。

手相占いでは、奥義といわれるほどの珠玉の扱いを受けている流年法ですが、そこに科学的根拠は存在しません。 全くのデタラメな方法です。 戦死した兵士の生命線や運命線が、みんな短いわけはありません。 流年法がいつの時代に成立したかは定かではありませんが、占い師側の都合で編み出されたことは間違ありません。 占い師の権威を高めるためには、「その事柄が起こる時期を知りたい」という相談者からのニーズに応えるため、 たとえ真偽が確かでなくとも、その場で何らかの答えを導き出す方法が必要であったわけです。

手のひらのシワは、不思議な力が支配するような「○○運」という実体を表しているわけではありません。 手のひらのシワは、大脳の活性化している部位の情報、すなわち、今現在の大脳の使い方を示しています。 ある事柄が起こる(起こった)年齢や時期とは何の係わりもありません。 大脳の使い方という情報をもって、現実に結婚するとかしないとか、結婚の年齢や時期などを予測することは不可能です。 大脳に未来の事柄を予知する能力は備わっていません。手相が示す意味をよく理解して、迷信に惑わされないようにして頂きたいと思います。

手相から読み取れる事柄は、その人の大脳の使い方から類推されるシュミュレーションの結果に過ぎません。 手相は、個人的な資質を見るのには適していますが、過去・未来という部分では全くあてになりません。的中率という言葉で議論すべき次元の話ではありません。 白か黒か、どちらかはっきりさせて欲しいと思うのは人情ですが、手相とは、それほど万能ではありませんし、何でもお見通しではないのです。 手相は、「当たる」「当たらない」ではなく、「要素」「可能性」として捉えるべき性質のものであるということを、まず理解して頂きたいと思います。



おわりに

「良い結果は信じるが、悪い結果は信じない。」みなさんよく言うセリフです。人はいつも自分勝手です。不安から逃れるため、自分に都合のよい事柄だけを信じようとします。 しかし、都合の良い未来を信じて寝て待っていたとしても、事態は一向に好転しません。いつまで経っても、自分に代わり、めんどくさい事柄を処理してくれる誰か何かは現れません。 決断もしないまま、行動もしないまま、責任も負わないまま、ズルズルと時間だけが過ぎ去ってしまいます。 結局、何も変えられないまま、人生のタイムリミットを迎えてしまうのです。

人には、無限の可能性が秘められているわけではありません。遺伝子DNAに起因するところの人生の方向性は、間違いなく存在します。 努力する方向性を見誤れば、芽が出る確率も低くなります。もともと備わっていない資質を伸ばそうとしても、良い結果が得られないのは言うまでもありません。 したがって今後の人生修養にあたっては、生まれつき授かった先天的要素を活かす方法、あるいは欠点を矯正することを考えるのが重要です。 まずは己の宿命(=思考傾向や身体的特徴)を知り、生まれ持った資質を活かす方法をよく考えてください。

これまで同様に現状維持を続けていれば、大きな失敗は犯さないかもしれませんが、更なる発展は望めません。 今まで通りであれば、その延長線上の人生でしかありません。行き詰った時には発想の転換が必要です。 誰か何かが変えてくれないのなら、自分が変える(自分が変わる)しかありません。開運へのカギは、優れた決断力と行動力にあります。 未来を変えるためには、これまでの人生で選ぶことのなかった選択肢を選ばなくてはなりません。 今を変えれば、未来も変わります。変化には不安が伴いますが、それを克服する勇気を持ちましょう。

当たり前ですが、何もしなければ、何も起きません。何もしないで、ただ待っているだけで、思い通りになることはありません。これすなわち、慣性の法則です。 幸せは天から与えられるものではありません。自分自身の努力によって勝ち取るものです。ある簡単な方法で開運することができ、人生ウハウハになれるなら誰も苦労しません。 困った時には、誰か何かに助けてもらいたいと思うのは人情ですが、超自然的存在に助けを求めたところで、現実がどうなるものでもありません。 運命を変えて行くのは自分自身だということを、まず肝に銘じて欲しいと思います。

人生とは、あなたの行いが周囲の人間関係に反映され、あるいは社会活動に反映され、その結果として、つくり上げられて行くものです。 今の人生をつくり上げたのは、あなた自身です。恵まれた人生を歩んでいる人は、陰日向で、そうなるように現実的な努力を続けてきたわけです。 逆に、恵まれない人生を歩んでいる人は、努力を怠ってきたわけです。そうなるべくしてなったのです。人や社会を恨んでいても道は開けません。 所在も知れない何かに責任を押し付けるのではなく、まずは自分自身の行動を振り返ってみてください。努力する方向を間違えないでください。

手相占い



手相の見方



手相の見方 -応用編-

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