Column
より良い未来を構築するために
生活する上で留意するべきポイント
① まずは、己を知る人には、誰にでも平等に無限の可能性が秘められているわけではありません。 人が生まれながらに授かった先天的要素(遺伝的要素)に起因するところの人生の方向性は間違いなく存在します。 もともと備わってもいない資質や性質を利用しようとしても、また、伸ばそうとしても、良い結果が得られないのは言うまでもありません。 もし、努力する方向性を見誤れば、芽が出る確率も低くなります。 したがって、今後の人生修養にあたっては、長所(好ましい先天的要素)を活かす方法、あるいは短所(好ましくない先天的要素)を矯正する方法を考えるのが重要です。
ある早い段階において、己の先天的要素を的確に知ることができれば、それらを指針として、より良い人生への道筋を構築することができるはずです。 目指す方面によっては成功する可能性が低いかもしれませんが、別の方面では才能が発揮されて成功できる可能性が高くなることもあります。 あらかじめ、己の得意分野がわかっていれば、その後押しを受けて更なる発展の可能性が拡がります。 また、不得意分野がわかっていれば、もしもの時のダメージを最小限に食い止めることも出来ます。身の程を知ること、そして、多くを望まないことが肝要です。
② 決断力と行動力
これまで同様に現状維持を続けていれば、大きな失敗は犯さないかもしれませんが、更なる発展は望めません。 今まで通りであれば、その延長線上の人生でしかありません。社会や他人を自分の思い通りに変えることは不可能です。行き詰った時には発想の転換が必要です。 誰か何かが変えてくれないのであれば、自分が変える(自分が変わる)しかありません。 未来を変えるためには、これまでの人生で選ぶことのなかった選択肢を選ばなくてはなりません。 現在を変えれば、未来も変わります。変化には不安が伴いますが、それを克服する勇気を持ちましょう。
③ 我慢と忍耐
この社会は、個人個人がそれぞれに我慢と忍耐することで成り立っています。失敗した原因を紐解いてみれば、その多くは我慢と忍耐の欠如に行きつきます。 自由気ままに遠慮もせず、何でも言いたいことを言い合えば、人間関係がギクシャクするのは言うまでもありません。 人生は我慢。そして、忍耐の連続です。 時に、堪忍袋の緒が切れることがあるかもしれません。時に、ストレスが原因で健康を害することがあるかもしれません。その時点で人生は終了。回復は不可能です。 この先も、しぶとく生き残るためには、我慢と忍耐を支える気力と体力が不可欠です。
④ 人との巡り合わせ
人は人と係わらなければ生きて行けません。自身に良い影響を及ぼしてくれる人との出会いも重要です。 「結婚は最大の開運術」といわれるように、単身では恵まれない人生だったとしても、結婚して仲の良い家庭を築くことができれば、人生が好転することもあります。 反対に、仲の悪い家庭では、双方の人生が暗転したりと、結婚の果たす役割は重要です。 同様に、家族や親戚やご近所との関係、学校の先生や友達との関係、会社の上司や同僚、取引先やお客さんとの関係など、周囲と良好な関係を築くように心がけましょう。 Give and Take を実践しましょう。
⑤ 備えあれば、憂いなし
「備えあれば、憂いなし」の言葉が示す通り、予測されるリスクに備え、あらかじめ準備を整えておけば、もしもの時の災厄にも対処し易くなります。 例えば、健康に不安があるのなら、日頃から健康管理に気を付け、定期的に検査を受けるなど、そうなる要因を取り除く努力をしておけば安心です。 もし、仮に病気になったとしても、早期発見・早期治療で、結果的にダメージは少なくて済むでしょう。 社会環境は変化し続けています。今が良いから、この先も大丈夫とはなりません。現状を分析し、常に次の一手を用意しておくことが重要です。
⑥ 限界を悟る
時に、人は無力です。浮気、離婚、リストラ、火事、事件、事故、自然災害、病気、寿命など、その時は、ある日突然、断りも無しにやってきます。 如何に努力しようとも、叶わない事柄もあります。あきらめも肝心です。こだわりを捨てれば、また、新たな道も見えてくるというものです。 万策が尽きた時には、勝ち馬に乗る(他人任せ・他力本願)のも、ひとつの手段です。所詮、神というものは空想上の存在に過ぎません。 たとえ、どんなに心を込めて祈ろうとも、その想いが届くわけではありません。無理は通りません。物事の道理をよく考えてください。
現実の課題に対して
所詮、超自然的存在などというものは空想上の存在に過ぎません。神が存在するという思想それ自体が、迷信を出所とする嘘八百のデタラメです。 嘘八百をどう捏ね繰り回した所で、現実問題として、何も起こりません。 困った時には、誰か何かに助けてもらいたいと思うのは人情ですが、たとえ、どんなに心を込めて祈ろうとも、その想いが届くわけでもありません。 突如として空から現れた誰か何かが、あなたを助けてくれるわけもありませんし、邪魔をするわけでもありません。 巷に氾濫する迷信に振り回されないようにして頂きたいと思います。当たり前ですが、何もしなければ、何も起きません。何もしないで、ただ待っているだけで、ただ願っているだけで、思い通りになることはありません。これ即ち、慣性の法則です。 もし、人智を超えた超自然的存在が何らかの意思を持って人間の営みに介入すれば、この世界は偏った社会(神の意思に沿った人生の集合体)になってしまいます。 超自然的世界は何もしないからこそ、神の偏った意思など存在しないからこそ、良くも悪くも様々な人生物語が生まれてくるのです。 運命を変えて行くのは自分自身だということを、まず肝に銘じて欲しいと思います。
人生とは、あなたの行いが周囲の人間関係に反映され、あるいは社会活動に反映され、その結果として、つくり上げられて行くものです。 今の人生をつくり上げたのは、あなた自身です。恵まれた人生を歩んでいる人は、陰日向で、そうなるように現実的な努力を続けてきたわけです。 逆に、恵まれない人生を歩んでいる人は、努力を怠ってきたわけです。そうなるべくしてなったのです。人や社会を恨んでいても道は開けません。 所在も知れない何かに責任を押し付けるのではなく、まずは自分自身の行動を振り返ってみてください。努力する方向を間違えないでください。
目の前に横たわる現実の課題に対しては、現実的な方法でのアプローチを考えてください。
問題解決のための糸口が見つからないという方は、最寄の各種相談の窓口へ相談してください。
まず最初の窓口は、営利を目的としない、役所の相談窓口がよいでしょう。
-- 各種相談の窓口について --
① まず最初の窓口は、市役所の電話相談です。 ② 深刻な悩みは、心理カウンセラー・医者・弁護士など、その道のプロといわれる方に相談してください。 ③ 彼氏や彼女が欲しい、結婚したい、離婚しようか迷っているなど、 恋愛・結婚・離婚に関する悩みは最寄の結婚相談所に相談してください。 ④ 就職したい、転職したい、事業の業績が悪い、職場の人間関係など、 仕事に関する悩みはハローワークや経営コンサルタントなどの専門の機関に相談してください。 ⑤ 不妊の悩み、不安症や心配症など、身体や精神的な症状は然るべき医療機関に相談してください。